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110clubのアルバム(50)

えいぼん「アンモナイト」ミーティング '06.3.25

久しぶりにえいぼんミ、今回は化石採掘に行きました。

あたたかな春の陽気に、ようやく始動というわけでもないのですが、
最近やや活動低調ぎみの中、なぜか化石が掘りたい!との欲求に
適当な採掘地も見当たらなかったため、福島県いわき市にある「アンモナイトセンター」で
体験発掘を楽しんできました。ついでに、周辺林道も・・・

アンモナイトセンターに到着!
(1) 常磐道・千代田PAで集合。残念ながら、うぐ号が急遽参加キャンセルとなって4台でのプチオフになりました。
目的地のアンモナイトセンターの受付時間もあるため早々に出発して一路いわき四倉ICまで・・・そしてICからは、県道35号線で約15分ほど走れば目的地です。
ほとんど雲ひとつない上天気で、ここ数日は冷え込んでいましたが、昼間の気温は十分に上がりそうな予感。

私自身、アンモナイトセンターは、以前から存在は知っていたのですが、なかなか足を踏み入れる時間がなく、やっと今回実現。ここは展示施設+体験発掘だと思っていましたが、地層の現況保存展示の他には特別な展示はなく、体験発掘のほうがメインのようです。
参考:アンモナイトセンターのHP
(2) 9:30からの受付で、参加者名簿を提出します。

(3) 受付で参加者名簿に添え入場料(一般\350、大高生\210、中小生\100)を支払うと渡される参加者ステッカーを貼り入場

見学施設と用具貸し出し
(4) 屋内見学施設は、この地の地層をそのまま保存したもの。アンモナイトやサメの歯の化石がザクザク見えます。

(5) 屋内で指導の方の説明を受け、(5)を見学のあと、施設建物脇の露頭でいよいよ発掘になります。発掘に当たっては、ヘルメット・ハンマー・タガネ・防塵眼鏡(私のような眼鏡使用者は不要)が必要ですが、これらは全て施設で貸してくれます。参加者全員が借りられる十分な量がありました。

さあ採掘
(6) 発掘は、既に機械で掘り起こしてある露頭部分で行います。地層そのものを新たに掘るもよし、掘り起こされた石を細かく割って捜すもよし、親子連れの姿が目立ちました。
「イノセラムス」というイガイの先祖に当たる二枚貝化石はいくらでも出てきます(右上画像)。しかし、アンモナイトやサメの歯はそうそう出てくるものでもありません。我が家の面々も無心で掘っているようです(左画像)
体験発掘の時間は1時間。
正直な感想・・・テントを張って3日は掘りたい!
(7) 結局、小一時間で得た私の一番の収穫はこの「バキュリテス」とても小さなもの(3cmくらい)で、一見魚の骨程度のものですが、実はりっぱにアンモナイトの仲間です。
(センターの方に鑑定をお願いしたとき「これは希少です」とは言ってくれました・・・でも、「まあ希少」なのか、「どちらかといえば希少な方かな」くらいなのか、レベルがわかりません。)
きっと、みなさんよくご存知の代表的なアンモナイトは、巻貝のように巻いているものだと思いますが、これは巻かずに直っすぐなタイプ。他にも巻きが変形したタイプもあります。
アンモナイトは貝ではありません。アンモナイトの最大の特徴は、あの巻いた殻の形ではなく、貝殻に似た殻の中に、イカのような本体が入っていることです。

林道へ昼食に
(8) センターは発掘を含め、2時間足らずのスケジュール、ちょうど昼食時間でもあるので、例によって山野での食事のため、林道に入ります。ちょうどアンモナイトセンターのすぐ脇に林道入口があるのです。この林道は銅山林道方向に抜けられる林道ですが、途中から支線に折れて、一杯盛溜池へ向かいます。支線はかなり細くて、擦り傷必定の道→林道ツーレポ60を参照

(9) 細道を抜けて、一杯盛溜池へたどり着きました。昨年5月の印象が残っていたので、「緑いっぱいの春の野原」と思いきや、まだ3月、あたりはまだまだ枯れ草一色。火の不始末などしたらいっぺんで燃え上がりそうです。しかし、さすがに静かな環境。誰一人いない湖畔はのんびりしています。

昼食風景
(10) ここでみんなで昼食です。周辺の木々も新芽がやや膨らんできてはいましたが、まだまだ葉の一枚も出てはいません。

谷地-菖蒲平の林道
(11) 昼食後は、細い支線林道を再び戻って、アンモナイトセンターから通じる林道(林道ツーレポ60では「林道谷地菖蒲平線(仮称)ろしている道です)で、銅山林道方向へと進みます。左画像は、この道最高所の山頂部にある携帯電話関連の電波塔。ARGO号と代官号のツーショットです。右画像は、細道探索のARGO号。

(12) 林道を抜けて菖蒲平に出てきました。この林道の後半も、狭くて片側崖地でなかなかリスキー。崖を避けると枝やブッシュにボディが当たるため、かなり擦り傷にやられます。くろ2号はさっきまでのピカピカボディが、一瞬にこの状態(右画像)。でも、これは砂埃が小枝で払われた跡なので、傷ではないのです。もちろん微小な擦傷はあるのでしょうが、拭いてワックスをかければすぐ完治(に見えます(^^ゞ)。

銅山林道
(13) このあと、続けてこのあたりでは最もメジャーな林道である銅山林道へ入りました。初めは鉱山の大型車輌が出入りするためやや埃っぽい白い道(左画像)。ちょっと寄り道で、千畳平溜池への林道分線も走ってみました(右画像)。

(14) どうしたわけか、「白い車」に見えるゼブラ号、くろ2号とは逆に、ブッシュに擦られて、ゼブラ模様が落ちたのか?

逢瀬の滝
銅山林道の途中には「逢瀬の滝」という、雄滝、雌滝の2瀑があって、遊歩道もあるので手軽に滝つぼから眺められるようになっています。こちらは直滝の雄滝。(三脚なしで、長時間露光。まあまあブレも最小限でがんばったほうかな)

現地で解散
あっという間の化石採掘に、あっという間の一日でしたが、皆さんそれぞれ夜、翌日の予定もあって、現地いわき市街で解散です。ここスーパーの駐車場にいるのは、夜に四時川ダムでアウトドアディナー(寒くなかったすか?)をするという、ARGOさんとゼブラさんの食料調達のため。
どうも、みなさんおつかれさまでした。
また、穴場でも見つけて化石堀りをやりましょう。

私は翌日、鶴石山方面の林道をまわるつもりですが、家族4人総出なので、今晩は市内ホテル泊。


子供の頃から化石堀りは好きでした。ただ、地元の千葉・九十九里地方は地層が新しく、新生代の2枚貝が主な産物(成田層とか瀬又層とかいう地層)で、現在の地元の貝ともあまり代わり映えがなく、今ひとつでした。銚子方面には中生代の地層もあるようですが、なかなか採掘の機会もなかったので、今回は体験発掘とはいえ楽しみにしていました。我が家の家族も、化石堀りは非常に関心が高く、みな口をそろえて長期滞在で堀り極めたいと言っています。
まあ、ちょっと時間が短かったのは否めませんが、今回もなかなか楽しめた思います。今度は、時間制限なしというところまでは無理だとしても、いい場所を見つけて丸一日スケジュールで臨みたいものですね。
ともあれ、今回参加の皆さん、おつかれさまでした。



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