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カヌーで探検（14）

中禅寺湖～紅葉を楽しむ～　'07.10.20

秋の嵐の後”快晴”紅葉の中禅寺湖を楽しむ！
今回は、DEFENDER仲間のEYさんと二艇で、日光の中禅寺湖へ向かいました。前夜まで大雨で中止かと思われましたが、一晩明けてみるとご覧のような素晴らしい晴天。遅れ気味の紅葉と男体山に抱かれた湖面をのんびりと散策。
いつもダム湖ばかりですが、今回の中禅寺湖は自然の湖、しかもかなり大きいです。とはいっても、男体山の溶岩で川が堰き止められて出来た堰止湖ですから、景色はダム湖と似たり寄ったりのところもあります。ここは風が強いことが多いので、その点には特に気をつけて・・・


EYさんとは、中禅寺湖畔で現地集合。未明に単独で家を出て、日の昇る頃いろは坂を上ります。白んできた空の下、山と谷に朝靄が美しく絡みます。いい時間帯ですね。

EY号と無事遭遇。EYさんは雨の中、前夜から車中泊。	まもなく日が昇ってきます。やっぱり朝は湖面が静かです。今回の出艇は有名な菖蒲ヶ浜付近

昨晩の雨は、周辺の高い山では雪だったようで、薄っすらてっぺんの白い山もあります。かなり朝は冷え込んでます。早速、艇を組み立てて・・代官艇、順調に出廷準備完了です。	おや、EY艇、組み立てが不調の様子・・・ゴキッ・・・ありゃりゃキールのジョイント部、２つの軸受けのうち１つが割れてしまいました。なんとか応急処置でしのぎましたが大丈夫かしら。

EY艇組み立ての間にちょっと周辺だけ漕いでみました。寒さで、気嵐も立っています。秋～冬はこれがいいんです	中禅寺湖の菖蒲ヶ浜に流れ込む地獄川。水がきれいで、バイカモが水中で白い花を咲かせていました。

昨晩はやや風がありましたが、朝になれば静かです。	EY艇も準備完了。二梃揃って本番出発です。

出艇です。もうすっかり日が昇ってあたたかくなってきました。EYさんの娘さんも気持ちよさそう。	とろっとした湖面を進むのが心地よいですよぉ

漕ぎ出してしばらくしたところで大きく振り返ると、お～～男体山が大きく上から見下ろしています。やっぱり高い山があると景色全体がドラマチックでいいなあ。これだけは千葉では味わえないんですよねぇ。

天気がよくて青い空が気持ちいいですが、この日は雲もとても素晴らしいものでした。

遠方の日陰部分には、まだ気嵐が立っていますね。	真っ赤に染まったモミジの下のEY艇。

菖蒲ヶ浜キャンプ場が見えます。紅葉に囲まれ湖面を目前にしてのキャンプは気持ちよさそうですね。・・・まあ、昨晩は雨で大変だったとは思いますが、今見る限りは、とにかく快適そうです。

出廷地から一つ二つ岬を回ったところでいい砂浜があったので、ここに艇を上げて休憩します。

それにしても気候といい、景色といい心地最高です。ここでずっとゆっくりしたいくらい。

紅葉を見上げながらの湖面。そろそろ出発します。	広い湖面は（風がない限りは）いいですね～。

中禅寺湖の北西の端に近いところにある冠岩です。白い岩肌はまぶしいです。	まもなく千手が浜。奥から流れ込む沢にかかった橋がまたいいですね。

中禅寺湖の西の最奥部、千手ヶ浜に到着です。	ここまで来ると、自然が特に良く残されていて、見るもの皆素敵です。

艇を上げて休みます。ここで昼食をとって帰りということに	ここでも、紅葉と湖面がいいです。それに男体山も加わります。

なんとも、贅沢な昼食場所で、気分最高です。ここからは人工物はあまり目に入りません。

というわけで、昼食に。景色の割には、食事はいつものように冷凍のキムチうどん・・・でも美味しいんですよ

れれれ・・・急に風が！！　あら～吹流しなんて真横です(@_@。　さっさと切り上げねば・・・

しかしながら、結局は、水上帰還不能となりました(^^ゞ　湖上に出ては見ましたが、まず当方ALLY1人乗りはまともに前に進めません。EY艇は何とか進むのですが、やはり波が大きく危険と判断。ここ中禅寺湖は風の強いことが多いのは分かっていたはずなのですが、少々なめていたようで、大失敗。千手が浜まで林道経由で低公害バスが運行されています～(+_+)　　出艇場所まで戻ってみると、湖の西の端ではあんなに好天でも、東の端ではかなり荒れ模様になっていたようです（右画像）。今回は今後の大教訓としなければいけません。

今回は最後にとんだ失敗となってしまいましたが、それを除いては、まさに終始気分最高でした。しかし、そういったものに浮かれてやはり常にリスクは忘れちゃいかんなと良く思い知らされました。それにしても、軽くて水上出ている部分の多いカナディアンタイプのALLYは、特に１人乗船では逆風の中まともに進むことさえ難しいということが良く分かりました。今後うかつに大きな湖で遠出は考えものです。もともとリスク重視で、思い切ったことはしないたちなのに、ますます活動範囲が狭まるかなぁとも思いますが、私自身はそれでいいと思ってます。