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カヌーで探検(21)

 亀山湖 〜南東端の猪ノ川へ〜   2010.11.14


房総の亀山湖、紅葉期前の静かな湖面を最東南端まで楽しみました。
私のカヌーでのホームグランドといえる房総の亀山湖に、初めてリバーリッジ・カスタムカヌーで出艇しました。今回は、このカヌーのスピードに任せて、これまで何回も出かけていながら、なかなか行けなかった湖の東南端にある猪ノ川を目指しました。
コースは、下の地図のとおりで、往路を赤点線、帰路を青点線で示しました。

亀山湖地図


 出 艇
亀山湖の紅葉は11月下旬から12月初めがピークで、11月半ばは、紅葉にはまだ少し早い時期といえるでしょう。薄日のある曇り空で風もまったくなく、たっぷり漕ぐには最適な条件の下、静かな湖面に漕ぎ出しました。いつものように、カヌー出艇が公認されている笹公園から出発です。

いつもどおり釣舟の数は多く、それなりにコース取りは制限されますが、かといって窮屈ということもない程度です。むしろ、フィッシング風景を楽しみながら、のんびりと進みます。

押切沢
とりあえず、1kmほど東へ漕ぎ進み、沢に入ります。この沢は、「押切沢」といい、木々が程よく覆いかぶさり、紅葉期も新緑期も素晴らしい景観を見せてくれます。

今回は、このように沢が浮遊している水草で一面覆われていました。
緑の絨毯を切り裂いて進むような感じで、通過後を振り返ると自ら進んできたところだけ水草が切れていますが、しばらくするとそれも埋まってしまいます。

野鳥も豊富で、カワセミやシジュウカラなど小さな鳥から、ダイサギ(左画像)などの姿が、間近に楽しめます。ただ、小さな野鳥は、本腰を入れて撮影しないと、カメラに収める前に逃げられてしまいますので、画像でお見せできないのが残念。
沢の最奧部に滝があります(右画像)。名称は「押切沢の滝」でいいのかどうか解りませんが、この湖の見所の一つです。雨季や大雨の後には、豊かな水量の滝を楽しむことができますが、この日はご覧のように水流は極わずか。

 猪ノ川
押切沢を出て東進します。ここから3kmほど進んだところにある稲ヶ崎キャンプ場の前あたりが、これまでこの湖で漕ぎ進んだ最奥部でしたが、今回は風もなく、カヌーのスピードもあって、まだまだ先へ進みます。

この辺はもうこれまで来たことのない新境地です。水は綺麗とはいえませんが、川を遡るように次々と新しい景色が望めるため、目を飽きさせないのが、この亀山湖の魅力です。

このあたりが、猪ノ川の沢の入口付近になります。釣ボートの数がちょっと多かったですが、やや色付いた木々の葉の色とボートの色が相まって、なかなかいい色合いでした。

猪ノ川を静かに進みます。


このあたりの紅葉はなかなかよく色付いていました。

沢を更に進むと、進行方向の左岸に郷台林道が見えてきます。一部は、沢まで枝道が降りてきていました。この林道、このあたりまでは、常時、車でも進入できますが、もう少し先は、特定のシーズンに徒歩で解禁される以外、車はもちろん、徒歩でも進入禁止となっていて、県内有数の魅力的なダート林道です。

「きれい」とまでは言いませんが、水が透き通っています。濁った亀山湖の湖水も、この猪ノ川の奧だけは、こうして澄んでいるということでしたので、これが見たくて今回ここまでやって来たともいえます。しかし、このあたりで、水深が10cmを切るほどになり、これ以上は進むことができませんでした。今回は、湖全体としては水位が高かったのですが、沢からは、ほとんど水の流れ込みがない状態でしたので、沢の水が多いときには、これがどうなるのか興味のあるところです。

 帰路へ
猪ノ川で暫しゆっくりした後、折り返し、ほぼ往路ぞいに戻ります。本来は艇に昼食と火器類を積み込んで、湖上でゆっくりと食事楽しむつもりだったのですが、気がはやってのことか、なんと、そんな大事なことをどうしたわけか忘れてしまい、やむなく、一路笹公園へと漕ぎ戻りました。ひたすら漕いでではなく、休み休みでしたかったので目安にはなりませんが、だいたい1時間程度の道程だったかと思います。

今回は、当日になってちょっと時間ができたので、急遽出かけたものですが、十分に静かな湖を楽しむことができたのは、やっぱり近場の恩恵です。当日の夜は、程よい疲れで、ぐっすりねむることができました。



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