WOODLAND-TRAILのトップページ > カヌーで探検 index > (22) 10.12亀山湖


カヌーで探検(22)

 亀山湖 〜紅葉期の滝と洞窟〜   2010.12.4


前月に続き、紅葉期終盤の亀山湖で滝と洞窟をゆっくりと楽しみました。
前月も、紅葉の始まりかけに訪れた亀山湖。一ヶ月近く経ち紅葉の方はそろそろ終盤で、今回は、毎年のように紅葉期や新緑期の亀山湖カヌーをご一緒しているディフェンダーオーナー仲間と共に出艇しました。前日の強い風雨で、紅葉は一気に飛ばされてしまい薄くなってしまっていましたが、相変わらず美しい伝宝洞と、この時期には珍しく水量の多い元気な押切沢の滝の景色を楽しむことができました。
今回はくろ2さんに多数画像をいただきまして、ここでも各所に使用させていただきました。くろ2さんありがとうございました。

亀山湖カヌー・マップはこちら


 出 艇
今回も、当然のように笹公園からの出艇。軽いカヌー(これまで使っていたALLY)では気になりませんでしたが、階段式の出艇場は、重い艇を水に下ろすのには、少々てこずります。砂浜がベストですが、人工物なら、滑らないように工夫されたスロープのほうがスムーズです。右は今回もご一緒したくろ2さんの出艇準備です。

今回の代官艇は、ぽよさんとミギー嬢(ボーダー・コリー犬)に同乗いただきました。ミギー嬢は、初カヌーとのことですが、いまのところいい子にしています。ぽよさんは、「暴れて沈しちゃったらすみません」と軽く言い放ちましたが、ぽよさん、沈はありえません、断じて許されません!この代官艇はぽよさんのシーカヤックのようにアクティブな舟とは違うのです。資材たっぷり積んで漕ぎ出す舟がそうそう普通に沈しちゃたまりませんでしょ・・・まぁ、それもありますが、それ以上にこの私自身の身が心配なのですが(^^ゞ

くろ2艇も順調に出艇しました。実はくろ2さんは、既に亀山湖に未明に到着して少し休み、早朝には周辺を漕いで回っていたとのことでした。

ダム湖である亀山湖の最下流域にあたる亀山ダム方面です。釣りボートも数多く気持ちよさそうに浮かんでいました。

前日は風雨が尋常でなく強かったので、1日でかなりの葉が飛ばされてしまったようですが、まだまだ、あちらこちらに色付きが残っています。

押切沢
まずはじめに、月毛公園横を通り、入り江の最奥部に滝のある押切沢へと入ってゆきます。天気がよくそこそこ気温もある上に、一日通して無風状態の穏かな日でしたので、絶好のカヌー日よりとなりました。静かな湖面は本当に気持ち良いものです。


遊歩道である押切沢橋をくぐって押切沢へと進むくろ2艇


押切沢の入口は綺麗な色付きの葉が、まだ少し残っています。
もう少し前の紅葉ピーク時なら、このあたりが朝は特に素晴らしい色付きになります。水面に映る紅も綺麗です。

沢を漕ぎ進むと、最後に滝が見えてきます。


流木を避けながら、くろ2艇も入って来ました。
前日の雨が幸いして、滝は新緑時のように水量十分に流れ落ちています。日が射さないこともあって、このあたりだけかなり気温が低くなっているように感じます。

滝つぼ間近まで近寄ると、一層ヒンヤリとした空気に包まれます。
この沢自体は、亀山湖がダム湖になる前から、小櫃川支流の小さな流れとしてあったはずですから、ダムとなる以前は、今は湖底に沈んでいる本当の滝つぼまで、もう少し落差のあるなかなか立派な滝だったのではなかろうかと思われます。

 一休みして折り返し
押切沢を出て、亀山湖の中の島となっているところにある押込公園で一休みしながら、一旦、出艇地の笹公園前を経て、今度は湖の最南部にある伝宝洞へと向かいます。

ミギー嬢は出艇前に心配したようなこともなく、比較的おとなしく乗っています。時折、シート下でうとうとしたり、なかなか快適な初カヌーのようでした。

お昼近くなり、笹公園から、たくさんのカヌー・カヤックが出廷していきました。この日の亀山湖には、かなり多くのカヌーイスト・カヤッカーが出艇していました。天候がまさに絶好でしたので、みなさん十分に楽しまれたことでしょう。

笹川〜伝宝洞へ
笹川を上ります。上るといっても、かつて笹川であったところがダムで水没し、今は、細長い入り江として湖の一部になっているわけですから、水の流れがあるわけではありません。けれども、この亀山湖全域にいえることですが、景色は湖というよりも、水量が多く曲がりくねった川のようで、次々と新しい視界が開けてくるため、見ていて飽きることがありません。

笹川の本流筋から、伝宝洞のある水路が分岐するあたり、先ほど多数出艇していったカヌーたちが折り返してきたところでした。

伝宝洞が、いつものように美しい姿で現われます。これまでも繰り返し説明していることですが、かつての笹川は、この洞窟の向こう側から写真でいうと右の方をぐるりと大きく回って、一つ前の写真のところへと流れていたところ、江戸時代に、洞窟を掘り、この艇が浮かんでいるあたりの水路を掘削して川の流れをバイパスさせ、干上がった旧川底を耕地に変えて使用したものです。


しかし、今となっては、とても人の手で作られたものとは思えない、自然な風景になっていますね。

上陸〜昼食
伝宝洞の少し先にある上陸可能地で昼食とすることにしました。
谷底なので日が翳っていますし、少々ジメジメ感がありますが、まあ、やっぱり出先で食べるほうが美味しく感じられるものです。

上陸地のすぐ先は、ごく小さな滝(滝つぼ)になっていて、そこで湖は南の端になっています。時折、何組かが前を行き来しているのが見えました。

 笹公園への帰路
それにしても心地良い一日、野鳥の姿も多く、小さなところでカワセミやエナガが間近に見られましたし、大物ではアオサギ、ダイサギ、カワウが頭上を羽ばたいていく様がたくさん見られました。

波も音もほんとうに静かで、心からくつろげる湖面を名残惜しみながらの帰路です。

今回集まったディフェンダー3台。こじんまりした集まりでしたが、晩秋〜初冬の穏かな一日を楽しめました。早くも日が傾きかけ、この辺でお開きです。

県外のくろ2さんは、一足先にご帰宅。
私は、ぽよさんと亀山湖からは比較的近場の七里川温泉へと向かいました。七里川温泉に入ったのは久しぶりのことでしたが、露天風呂を作ったので、風呂全体は大きくなっていました。亀山湖周辺の温泉ではいちばん使いやすいかもしれません(大人800円)。
自宅からさほど離れていないので利用したことはないのですが、ここは案外古くからの鉱泉宿で、日帰り湯だけでなく比較的低料金(2食付6,950円〜)の宿泊も可能です。
今回は、天候に恵まれたのが一番でした。このメンバープラスαで、秋に富士西湖でのキャンプ&カヌーを企画していたのですが、2度も流れてしまった末の今回でしたので、いいお天気はなによりです。
車から下ろしたカヌーを、出艇場まで運ぶためのドーリー(台車)が 、今回、かなりつまらない部分で壊れてしまいました。、もらいものではありましたが、中国製のでたらめな作りにはホントあきれます。艇を運ぶためくろ2さんにお手伝いいただきお手数かけました・・・というより、この日一番疲れたのはカヌー運びだった気がします(^^ゞ。くろ2さんにも負担かけちゃいましたね。
ドーリーのほうは、修復はやめ、もっと安定性のあるものをさっさと入手しました。

地図→亀山湖カヌー・フィールドマップ


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