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地蔵峠周辺と榛名山西麓の林道 / 群馬県

林道ツーリングレポート (058-その1/'05.4.17)


 雪の季節も明けて、群馬県は地蔵峠周辺のダート豊富な林道群をまわってきました
平地は春も本番になり、山々も雪が解けて、次第に訪れることのできる林道が増えてきます。
今回は、久しぶりに群馬の松井田町から倉渕村にかけての林道群に行き、また、近くの榛名山の南西山麓の林道も走ってみました。風がなければ汗ばむくらいの日差しで良く晴れた一日。野鳥や野生動物ともたくさん出会い、木々の芽吹きや昆虫たちの出現に、山の春を感じることが出来ました。

●実走コース
(省)→道の駅「みょうぎ」(泊)→県道196/51→【林道高墓小根山線】仙ヶ滝→県道33→【中川林道】(支線探索)【地蔵峠林道】倉渕せせらぎ公園【林道三ツ丸大平線】【林道上野元三沢線】【林道三沢線】→県道54→村道鳴石線→榛名西麓広域農道→【林道杏ヶ岳線】→県道33→榛名西麓広域農道→【林道鳴石線】【林道杖ノ神峠線】→榛名山(版画美術館・ゆうすげ元湯)→県33→渋川市→(省)

●データ(05.4.17)
【林道高墓小根山線】
【林道小根山線】
全線舗装済
既に全線が舗装されてしまった。小さな沢沿いの道で、展望も利かないが、沿線の「仙ヶ滝」を見るために使われる。
【中川林道】 走行可
全線ダート(最長ルートである入口から楢尾支線まで10.4km、今回走行総計は26.6km)
支線が多く、その全線がほぼダート。林道は入口から2km弱で南北2つに分岐、南側はそのまま地蔵峠林道まで接続する楢尾支線。北側支線は、さらに途中から2つの大きな支線が出ている。路面は全体に走りやすいが、今回は時期的に落石が多かった。
ほとんどが、沢沿いの涼しげなルート。楢尾支線は、途中から尾根に上がり、山岳風景に変化して行く。
【地蔵峠林道】 走行可(中川林道接続〜北側尾根ルート)
全線ダート(今回走行は上記区間10.2km)
こちらも中川林道と同じく、県道33から西の山中に入ってゆく道で、中川林道のひと山北側。
中川林道楢尾支線から通しで20kmオーバーのロングが楽しめる。
路面は整備がよく走りやすい。
【林道三ツ丸大平線】 走行可
全線ダート約7.5km
倉渕村上野集落から西へ剣の峰、角落山方向へ向かう片道路。
最奥部以外は、整備された路面で、ずっと沢に沿って標高を上げてゆく。沢に下りるポイントも多く、野営にも適。
【林道上野元三沢線】 走行可
全線7.9km、ダート約1.8km
林道三ツ丸大平線から元三沢集落を結ぶ。舗装化が進みダートは1.8kmを残すだけ。
【林道三沢線】 走行可(今回走行せず)
林道上野元三沢線の終点から、西へ向かうダート林道。入口は特に障害がなかったが、今回は走行しなかった。
【林道杏ヶ岳線】 走行可
全線ダート約6.0km
舗装が進んだ榛名山麓では貴重な距離のダート林道。景観もよく、路面も悪くない。
【林道鳴石線】 走行可
ダート約2.0km
榛名山西麓の鳴石集落から林道杖ノ神峠線経由で榛名湖へ抜ける。
利用が少ないせいか、かなり荒れたままになっている。
【林道杖ノ神峠線】 走行可
ダート約1.3km
林道鳴石線からそのまま接続する。峠前後は舗装済みである。榛名湖を見下ろす眺望がよい

●林道地図
地蔵峠エリアの林道地図
榛名南山麓エリアの林道地図

 【今回のルート図(その1)】 
 ・丸数字は文中説明の地点です
 ・緑字は林道名(「林道」や「線」は省略)、青字はダート距離、赤線がダート区間

(1) 道の駅「みょうぎ」の朝
早朝からの始動のため、前夜より現地入りして車中泊です。朝日の訪れとともに妙義山の色も変化してきます。

(2) 林道高墓・小根山線/小根山線
国道18号線から北へ上ってゆくこの林道からスタートです。この道の入口は、横川駅の約2km程東側で、ちょうどR18を挟んで、妙義荒船林道の出口の反対になります。そして、この画像のT字路で終点。全線舗装になっています。
小根山には自然公園があって、野鳥などの観察活動も活発なようです。
ここから先は林道小根山線。
(3) 仙ヶ滝
今回、この林道を経由してきたのは、「仙ヶ滝」という滝を見るためでした。滝の入口は林道高墓・小根山線から続く林道小根山線を進み、道なりに九十九川沿いを下り始めて2km程走ったあたりです。道沿いに画像のような表示群が見えます。ここから小道を入って少し下ったところにある駐車場から歩きます。
滝への道の入口に画像左の丸囲みのような、「林道滝の口線 終点」の表記がありましたが、いったいどのみちを指しているやら、よくわかりません。

滝は落差約15mでオーバーハングの岩から細く真っ直ぐ落ちていて、滝つぼの裏には石造がいくつか置かれていました。
朝の空気が爽やかです
(4) 
(5) 
ここは、滝の見物&撮影を終えて林道小根山線を最後まで出たところで、県道33号線からの入口になります。
民家に植えられているしだれ桜がみごとです。
(6) 中川林道
ここから、この日のメインの中川林道に入ります(地図@)
ここでは、レンギョウが、こんどは鮮やかなうす黄色の花を枝垂れています。
道はここからすぐダートです。
(7)
このように沢沿いの楽しい道。幅員は狭いですが、路面は問題なし。気持ちよく走れます。
(8)
少し進むと(地図A)、本線から左に小さな分岐が見えたので覗いてみると沢を渡って、更に続くダートが見えています。
しかし、進路に大きな倒木の枝もあったため、ここは進入断念。
(9)
更に進むと、右側から大きな岩肌が現われ圧倒的です。
ただ、春早い時期は、地盤のゆるい時期で、落石の危険は常にありますので注意しなければなりません。とはいえ、できることといえば、危険のあるポイントで「長居は無用」というほかないです・・・
(10) 分岐
正確な意味では、中川林道はここからということなのでしょうか。道が大きく2つに分岐するところに、この標識が立っていました(地図B)
ちなみにこの表示は分岐の右を差しているようです。左には後で(19)に出てくる「楢尾支線」の表示があります。

この分岐を右に入ります。
(11) 分岐
すると、800mほどでこの分岐(地図C)
轍の跡は右のほうが多かったような気がしますが、まず、本線であるはずの左へ入ります。
(12) 潜水橋
道が少々狭くなってきますが、路面は安定しています。整備がよく、雪解け後に手が入っているのかもしれません。
潜水橋を越えて進みます。
潜水橋は水量が多くなったとき、橋上に水を流すことを初めから想定した橋です。林道で見られる小規模な潜水橋は、橋というよりただの「渡し」で、こういう簡易かつ丈夫なつくりになっています。

しかし、水嵩が増して橋上を水が流れ出したら、水位次第でこれを渡るのはかなり危険です。車は案外簡単に横に流されます。
(13) 中川支線分岐
左に分岐し、上ってゆく道が見えてきます(地図D)
画像のように、ここに「中川支線」の起点表示がありますが、まずは、ここも通り過ぎて先へ進みます。
(14)
路面そのものはずっと安定していますが、やはり、雪解け直後だからでしょう、全線にわたって落石はかなり目立ちます。場所によっては、路面全体にわたって落石で軽く埋まっているところもありました。
(15) 本線終点
本線の行き止まりです(地図E)。いや、まだ細く先が続いてはいるのですが、さほど長いこともないだろうと思います。
本線は、ここまでずっと沢沿いの道で、あまり標高は高くなっていません。
ここでちょっと一休みしていましたが、その間、絶え間なく野鳥の姿、さえずりが聞えてきました。かなり山深い感じです。心が癒えますね。

さて、この後、来た道を戻ることにします。まずは、(13)のところまで戻って、支線を見てみます。
(16) 中川支線終点
地図Eから支線に入ってみると、ぐんぐんと坂を上ってゆき、標高がみるみる高くなってゆきます。時折、周囲の山々も見え隠れするようになりますが、約1.4kmで画像のところで行き止まりになります(地図F)。ここははっきりした終点で、その旨の標識も立っています。
このあたりも、野鳥が豊富でしたし、また、野営して星を眺めたりしたらよさそうな気もします。
(17) 支線
再び引き返して、本線地図Eに戻り、今度は地図Cの初めの小分岐まで帰って、支線に入ります。
この道は、分岐点でこそ、こちらのほうが轍が多いくらいでしたが、しばらく進むうちに、ふみ後が少なくなり、また、木々の覆いかぶさりが激しくなってきます。
時折、車を降りて、倒木をどかしながらの進行になりました。

しかし、道自体は、まだまだ続いているものの、あまりに時間が掛かり始めたため、先のことも考えて途中で進行断念
(地図G)この先道は廃道状態かもしれませんが、地蔵峠林道の沢ルートに接続しているような気もするのですがどうでしょう。

また、本線に戻ります。
(18) ルリタテハ
暖かい日差しで気温も上がって、蝶たちがだいぶ飛び始めました。このあたりでは、このルリタテハが目立っていたようでしたよ。
ルリタテハもアカタテハなどと同様に、成虫で越冬する蝶ですので、羽は少々端が破れているのがわかるでしょうか。厳しい冬を無事に越えてきた立派な蝶なんですよ。
(19) 中川林道楢尾支線
再び(10)の大きな分岐に戻ります。ここからは地蔵峠林道に抜けている楢尾支線に入ります。
こちらの支線の林道表示は立派なものです。
(20)
しばらくは、この支線も沢沿いに緩やかに登ってゆきます。木々の新芽はまぶしいくらいで、また、空も枝を透かして見えているので、明るく楽しいルートです。
(21)
ん?木材で組んだ砂防ダム?
強度からみて、それはないとは思いましたが、よく見るとコンクリートに貼り付けてあるようです。景観への配慮なのでしょうか。とても落ち着いた感じに見えます。
中世の異国の城壁にも見えなくはありませんね。
(22)
楢尾支線が、大きく左、右と蛇行して尾根へとそのルートを移す所まで来ました(地図H)
ここで、左方向(南東方向)へ下ってゆく支線が見えます。ひょっとして霧積方面まで下っているのではないかとの期待もありますが、ここまで少々時間をかけすぎました。やむなくパスします。

霧積には、いい温泉宿が2つほどあります。また、そこを起点にしての鼻曲山へのハイキングも楽しい道でした。
(23)
道が尾根道に変わり、標高も高くなってきたので、樹は杉からカラマツに変わってきました。
明るい道でうきうきしてきます。
(24)
更に標高が高くなってきて、見晴らしも良くなってきました。
空が抜けるようで本当に気持ちのいい林道ランです。
(25) 地蔵峠林道
今回、正直見落としてしまったのは、中川林道と地蔵峠林道の接続地点です。
この標高の高い区間のどこかで、路線が切り替わっているはずですが、ちょっと表示などには気づきませんでした。なかったのかもしれないし、景色に見とれて気づかなかったのかもしれません。
ともかく、このあたりはもう地蔵峠林道の区間に入っているはずです(地図I)。
(26)
北西に進んでいた道の方向が北東の方向に転回し始めると、道はどんどん標高を下げてゆきます。
見晴らしのいいルート中、切り出した木材のたくさん積まれたところを通りました。こういう部分も林道らしい風景です。
(27)
さて、道はかなり下ってきて、沢沿いになっています。
そして、この画像のところで2つに分岐します
(地図J)

地蔵峠林道は、この分岐から、カメラ手前方向に進む沢沿いルートと画像右方向へ登坂してゆく尾根ルートに別れ、いずれのルートも県道33号線に接続します。

今回は、ここで画像右方向へ転回し、尾根ルートで地蔵峠に向かいます。
(28)
道はやや細く、路面は安定です。
木々がまだ葉を出し切っていないので、明るい道が続いています。このあたりは、夏はだいぶ「緑の中」になるのでしょう。
(29)
中川林道の標高の高い区間でも見えましたが、ここで木々の間から見えた、妙義山の霞んだ姿はなかなかいいものがありましたよ。かなり印象的。
(30)
地蔵峠林道が県道33号線に出てくるところです(地図K)
ここから県道を少し南下すると地蔵峠になります。(峠から東に東地蔵峠林道がある)
 レポその2へ続く(三ツ丸大平線や南榛名の林道) 次へ(レポ58その2へ)





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