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いわき水石山周辺の林道 / 福島県

林道ツーリングレポート (064/'05.7.24)


 のどかな環境が残るいわき、水石山に早朝訪れました。
水族館目的でいわきへ行ってきました。しかし、いわきといえば林道の宝庫。少しだけでも走ろうと、朝の出発時間を少々早めて、早朝の水石山周辺の小林道群を訪れてみました。かなり舗装が進んで残念ですが、簡単にレポしておきます。。

●実走コース
(省)・・・R6(いわき市平)→R49→県133→【林道内畑線】水石山【林道大倉線】【林道曲ブナ線】【林道曲ブナ支線】【林道西小川線】【林道小玉川線】→県248→R399→平・・・(省)

●データ(05.6.18)
【林道内畑線】
走行可
全線(約5.4km)舗装
水石山の南西麓を横断する林道で全線舗装済。道幅狭く眺望はない。
【林道大倉線】 走行可
全線(約7.4km)舗装
水石山の南東麓を横断する林道でこちらも全線舗装済。やや眺望が開ける。
【林道曲ブナ線】 走行可
断続的ダート、約3.7km
水石山東麓を真っ直ぐ登る道。約2.3kmまでは断続的に舗装路面が現われ、ダート率40%程度、その先は100%ダートであるが、細くガレている。
【林道曲ブナ支線】 走行可
ダート約1.1km
林道曲ブナ線の中ほどから、西小川線に接続する道で、走りやすい明るい道。
【林道西小川線】 走行可
ダート約3.2km
曲ブナ線から小玉ダム方向に接続する走りやすい道。
【林道小玉川線】 走行可
一部ダート残る(ダート1.2km)
小玉川の渓谷に沿った林道だが、ダムが建設されて、舗装進行中である。

●林道地図
いわき水石山エリアの林道地図


(1) 林道内畑線
R6からR49へ折れて約13kmほど郡山方向へ入ると、磐越道の下を2回潜った直後、県道133号線が斜め右後方へ入ってゆくのが見えてくるので、これを折れると、すぐにこの画像のT字路、林道内畑線の入り口にぶつかります。
画像の右方向が県道133号赤井停車場線の続きで、左方向が林道内畑線ですが、残念ながらこの林道は全線舗装済みです。
(2)
しかし、舗装路とはいえ、幅員が細く、この時期は、草木が繁って車幅分の視界は確保されていません。U字溝などが草影に隠れていやしないかというのが、舗装路ならではのいやな部分。
(3) 
ルート内は、おおむね見通しのない林間で、特別な見所はないまま、約5.4kmの行程を終え、出口まできました。
画像はTの字に出たところ、画像右方向は水石山の山頂に向かう道になります。
朝の空気が気持ちよいので、ここは山頂まで行ってみましょう。

(4) 水石山山頂
水石山の山頂一帯は、比較的平らな高原状になっており、市の公園になっています。
山頂方向への道は、直前に左右に分かれ、こちらは右(南)方向へ進入しての終点となる駐車場から見た山頂高原地帯です。
かつての営業施設らしきものは、すっかり朽ちてしまっていますが、草地の部分は牧場などとしても手入れがあるのか、荒れてはいません。ちょっとした子供のアスレチック遊具なども見えます。

(5) 
こちらは、山頂への道の分岐を左(北)へ進んだ終点から入った山頂高原地帯です。
右方向に行った駐車場側と違い、こちらは人工の構造物もあまりなく、もの静かな環境の草原になっています。
朝露に濡れた草を踏んで少し散策してみますと、小高いところに少し大きな慰霊碑があり、周辺には野草がたくさんの花をつけていました。牛のものでしょうか馬のものでしょうか、糞も落ちていたので、放牧もするのでしょう(このページトップの画像もこの付近です)。
(6) 
これはシリアゲムシですね。朝露にぬれた体を乾かして飛んでゆくバッタやトンボそして蝶の仲間が数多く見られました。
(7) 林道大倉線
山頂部を後にして、再び山を下り、先ほどの林道内畑線の合流を右に見ながら、これを過ぎて間もなく、今度は左方向に道が伸びています。
これが、林道大倉線で入り口には大きな路線周辺図も掲示してあります↓(8)。
(8) 
この林道も、ここ数年のうちに完全舗装となってしまったようで、非常に残念ですが、こちらは少々展望が開けた道です。
ただ、この日は全体に朝の霞が掛かっていて、眺望は限られてしまいました。
沢沿いの区間では、可憐なミヤマ力ワトンボが蝶のようにフワリフワリと飛んでは、葉の上で羽を休めています。羽と尾の色とその取り合わせはなんともいえない美しさがあるトンボだと思います。

(9) 
ここで林道大倉線を出ます。
Tの字でぶつかった市道を左へ進むと、間もなく道が右へ曲がってゆくところで、逆に左へ入ってゆく林道曲ブナ線の表示とダートがみえてきます。
(10) 
林道曲ブナ線は、ここまで走ってきた林道大倉線の少し北を並行して逆送し水石山の山頂方向へ伸びる途中行止りの道です。舗装が進行中で、ダートは途中まで断続的になってしまっています。
(11) 支線の分岐
((10))から約2.4kmほど本線を進み断続的な舗装区間になっているところで、右方向へ分岐するダートの支線が見えますが、またここまで戻ってくるので、ここはひとまず通過します。
※この画像は、分岐を過ぎて振り返る位置で撮影しています。来た方向が画像右、正面が支線。

(12)
林道曲ブナ線は、支線の分岐後しばらく行ったところから、かなりガレガレの細道となってきます
すれ違いはかなり困難ですが、対向車の気配もありません。
(13)
また、川トンボが多く舞うところがありました。うちの近隣の地域では、昔はこのトンボをオハグロトンボといっていましたが、いまはその姿もあまり見なくなってしまいました。
(14)
林道曲ブナ線は、最後はかなりガレガレの細道となったあと、この広場に出くわして終点となります。
林内で終わる林道の終点は、ちょっと寂しいですね。見晴らしのある終点のほうがいいなぁ。
なお、この広場から、徒歩の道は先にも続いており、水石山の山頂方向に向かうものと思われます。


(15) 林道曲ブナ支線
(11)の分岐に戻り、曲ブナ支線に入ります。
この道は周囲がうっそうとはしておらず、さっぱりと明るい道でしたので気持ちよく走れました。
(16)
車を降りて撮影をしているとボンネット上に何か目につきました。おやっ?と近づいて見るとみずみずしいキイチゴの実が、コロンと乗っています。走りながら、車のボディで木を薙いで落としてしまったのでしょう。
(17) 
曲ブナ支線は、だいたい1.1kmでT字に突き当たって終点となります。出に林道表示が立っています。
この突き当りのダートは林道西小川線で、右方向は、(10)を曲ブナ線に入らずもう少しだけ先に行ったところで左に入った道に繋がります。
(18) 林道西小川線
T字で突き当たったこちらは(17)から左方向を見たところ。

こちらが右方向

(19)
T字を、左方向へ進んで小玉ダムの方向を目指してみます。
この道も、路面は走りやすく、比較的明るい道が続いているので快適です。
(20)
途中でこんな分岐のようなところがありますが、左はただの私有地で道ではないようです。
(21)
もう少し先に行くと、道沿い右後方向に、やや泥地部分も呈する荒地がありましたが、何かの跡でしょうか。一部が道となって奥に延々と続いているように見えます
(22)
林道西小川線は、ここで舗装路にT字にぶつかって終点です。
(17)からここまでが2.7kmで全線ダート、(17)までの今回未走部分が1km足らずといった距離です。
(23)
林道西小川線を後にして、突き当たった広めの舗装道に入ります。
舗装道は林道小玉川線で、この区間では舗装されていました。
(24) 林道小玉川線
広めの舗装道は、少し行くとダートに変わります。林道小玉川線は、元々、小玉川の沢沿いに登ってゆく、細い林道でしたが、小玉ダムの建設で環境は変わってしまい、大半は舗装されてしまったようです。
(25)
見晴らしのよい環境に出てきます。
コーナー先に鳥居が見えて、先が神社になっており、ここからは、左にダム、右に集落地を見下ろします。
(26)
小玉ダムを神社から見下ろしたところは、このようになっています。
(27) 小玉ダム
(28) 
林道はダム湖のすぐ脇に出ると舗装に変わり、湖の外周路となって南西側を半周回ってゆきます。
正面に意味は判りませんが、かなり大きな鬼の壁画が見えてきました。
(29)
こちら湖西北の湖尻方向です。奥に見える赤い鉄橋でこの道も終わります。
のどかな風景でこころ休まりますね。
(30)
でも、よくみると(29)の中央付近、湖底に向かって道が伸びています。ダム建設前の旧道の名残でしょうが、なにかぞっとするものを感じます。特にこういうダム湖では、湖底に沈んだ旧集落の跡やガードレールなどが、ときおりチラリと水面下に見え隠れして、ヒンヤリした思いがしてしまいます。

このダムを抜けて今回の林道散歩は終了です。まっすぐ国道399号の方向へ進んで次の目的地へ向かいました。


今回は、いわき市小名浜の水族館、アクアマリンふくしまがメイン。水族館の開館前の朝の散歩の林道でしたが、気持ちよい早朝の空気に包まれて、草原や鬱蒼とした緑の中を楽しく走れました。
周辺には、まだ、たくさんの道があるのですけれど、今回は寄り道なのでここでよしとします。また、遠からず今回よりもう少し西北部も走ってみようと思います。


画像は水族館の「ポリプテルス」。古代魚型の熱帯魚として人気もありますね。





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