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阿武隈の諸林道(入遠野・鎌倉岳・塙町東部) / 福島県

林道ツーリングレポート (066/'05.9.23)


 陽射しも程よい秋分の日、林道を乗り継いで、のどかな阿武隈の山村地帯を行く。
今年も阿武隈の林道には何回かお世話になっています。そのなかで、メジャーなコースから少しだけ外れていて、これまでなかなか行けなかったルートを選んで走ってみました。渓谷美にたいへん優れたオススメの道も多かったですよ。
走った林道は、やや、ばらばらのエリアで、大きく分けて3エリア。まず、いわき市遠野町の入遠野川沿いのエリア、次いで西に進んで古殿町の鎌倉岳周辺のエリア、そして、南下して塙町・矢祭町の東部、湯岐温泉奥の林道群となります。

●実走コース
(省)・・・R6・289→県10・20→【林道西根線】→町道入笠線【入定林道】【大風林道】【同支線】→県135→【林道松久保・堀越線】→県14→【小名沢林道】【林道石井草大作線】鎌倉岳登山口【林道沢線】→R349→鹿角平牧場→R349→あぶくま高原美術館【大平林道】→県111→【殿畑林道】【追分林道】【林道大線】→R349→「ぬく森の湯」(里美)・・・(省)

●データ(05.9.23)
【林道西根線】
走行可
ダート約8.0km
入遠野川とその西に並行する清道川の間の尾根筋を南北に走る林道で、利用が少なく、崩壊はないが、荒れた箇所も目立ち、幅員は極狭小でないものの、日当たりのよいところでは、夏季に草が覆いかぶさり前方の見通しが利かない区間もある。眺望はたまに望める程度。
【入定林道】 走行可
ダート約7.8km
入遠野川の渓谷沿いの林道で、景観は素晴らしく、また、ダートの路面も非常に安定していて快適な道。今回の林道中でもっともオススメで四時川林道などと同レベル。
【大風林道】 走行可
本線は全線舗装済。ダート約1.1kmの新装支線と2.5kmの辰巳沢支線がある。
入定林道と県道135号線を結ぶ舗装林道。入遠野川の支流大風川の渓谷沿いで、同渓谷は公園も設置されている。
【林道松久保・堀越線】 走行可
全線舗装
古殿町の役場の3kmほど東方にある県道135と町道の連絡道路的な道で、特に特徴もない。
【小名沢林道】 走行可
ダート約3.0km
古殿町馬場集落から鎌倉岳へ登る道で、小さな沢に沿って林間を行く。巨石の露出が目立つ

【林道石井草大作線】 走行可
全線舗装
古殿町大作から、鎌倉岳山頂下の登山口を経由し、舗装の林道東前田線へ繋がる。
【林道沢線】 走行可
ダート約3.3km
石井草大作線から西に下山して沢集落へ下る道。ほとんどが林間で路面は悪くない。
【大平林道】 走行可
ダート約3.9km/坊木支線1.6km
塙町東部の那倉から大平集落を経て県道111号へ抜ける林道で、地元の生活にも欠かせない道。このため路面は極めて良好。ダート区間の中間部にダート1.6kmの片道路の支線がある
【殿畑林道】 走行可
全線舗装
完全に舗装され、現在は町道になっているようである。県道111から追分林道を繋ぐ。
【追分林道】 走行可
ダート約2.5km
塙町の殿畑と矢祭町の追分集落を繋ぐ林道。途中の渓流沿いルートは景観もよく野営にも適したところがある。
【林道大線】 走行可
全線舗装。
大規模林道規格の幅広舗装林道で、R349福島茨城県境の明神峠のやや北から、追分集落を繋ぐ生活道路

●林道地図  本レポのコース概要

詳しい部分は下記各エリアの林道地図でご覧ください
あぶくま・入遠野川エリアの林道地図
あぶくま・鎌倉岳エリアの林道地図


(1) 林道西根線
自宅を3:00発で常磐方向へ車を走らせると、下道でも4時間前後でいわきに到着します。これなら、高速いらずです。
さて、まずこの日の最初は、林道西根線。
いわき市勿来方面から、県道20号線を20kmあまり遡ったところにある入遠野小学校前を左(西)に入り、ヘアピンの続く町道の山道を1.5kmほど上ると、右(北)に向かう画像の林道入口が見えてきます。
(2) 
早速林道に入ると100m程でダートになりますが、早々からかなり草が生い茂り、また路面も流されて、ところどころクレバスが出来ています。夏季の林道では、日当たりがいいと草の成長が著しく、草で隠れた路肩崩壊などがないか、注意しながら進むので少々神経を使います。林間部の薄暗いところでは、草の成長がないので、ずっと楽に進めるのですが・・・

(3) 林道西根線で出会った花や昆虫

オツネントンボ


ミゾソバ

ツリフネソウ


キンミズヒキ


カラスアゲハ


ガマズミ

ミズヒキ

タマアジサイとコアオハナムグリ
タマアジサイは初秋のころ咲きます
(4)
かなり山深い道なので、沿線での植物も豊富です。特にほんわりと柔らかい花を咲かせるタマアジサイは多く目立ちました。
道はずっと林間で、木々が生い茂っているせいもあって、ほとんど視界は開けませんでしたが、道半ばにしてやっと鶴石山から湯ノ岳の方面が見えてきました。
曇りの予報の中出かけてきて、思いがけず広がっている青空に満足です。
(5) 
相変わらず、草避けのワイヤーが活躍する草ボウボウの道が続きますが、時折こうして景観が開けて、ススキの向こうに月など見えてくると、季節感がしみじみ伝わってきます。

(6) 
林道西根線は、ほとんど利用者のない道のようです。木立で陽射しの届かない区間を除いては、全線にわたってブッシュが多く視界が悪かったのですが、心配した路面状態は、荒れはあったものの、崩落や決壊はなく、問題なく走りきれました。ただ、乗用車クラスでは、少々厳しい部分もあるかもしれません。
入遠野の白鳥集落でこの橋を渡って林道は終点となります。
(7) 里の風景
あちらこちらに栗が実っています。

里は稲刈りの時候、ほんのり新米の香りが漂います

この日は秋分の日、彼岸花の季節です。(秋分と彼岸

枝にしがみつくナナフシの姿、判りますか?
(8) 入定林道
入定林道は、林道西根線から県道20号線にでて左折し、すぐ北にある入定バス停から、右カーブしてゆく県道を進まずに、直進する道を進みます。これをしばらく行くと、上記(8)のヒガンバナなどが咲く小川を左に見ながら、右に見える貝那夫の集落を通り過ぎ、バス停から1km程で林道のダートが始まります。画像を見てよく判るように、スーパーフラットなゆったり気分で走れる道でした。

(9)
道は、時折こうした整然とした杉林を通り抜けますが、ほとんどは、渓流沿いの景観よい道でした。ダート開始から1.5kmくらいだったでしょうか、左に入遠野ダムが見えてきました。周辺の渓流にもダム湖にもヤマメがかなりいるようで、見た目にもかなり魚影を認めることが出来ます。

(10)
入遠野川の渓流です。これは、釣り好きにはたまらんだろうなぁという感じですが、特に釣りに限定しなくとも、降りていって澄み切った水で遊びたくなる清流でした。ルートは、ずっとこんな清流沿いを進んでゆきます。

(11) 
途中、大風川渓谷入口の駐車場があります。車は一台もなく、柵で囲われた場内はうっすら草が生えていました。画像右奥又は左画面外から、この駐車場のすぐ向こう側にある渓谷へ降りられます。駐車場ですから本来いかんのでしょうけれど、野営もできてしまいそう。むろん直火などは否。
(12)
ダート開始から7.2kmで四差路に出ました。画像では、正面がこれまで走ってきたルートの方向です。左折(画像で右方向)すると舗装林道の大風林道の始点になります。進行方向の正面左にダート細道がありますがゲート閉鎖、同じく正面右方向(画像手前側)は入定林道の続きのダートが続きます。ここはひとまず、この入定林道の続きを進みます。

左画像の分岐から0.6kmくらいでダートが舗装に変わり、数軒の人家がある集落を経て、右画像のところで県道に出ました。画像中の右上からきて奥に進む道が県道20号線です。
終点まで来たので左画像の分岐まで再び戻り、大風林道へと進んでゆきます。

(13) 大風林道
大風林道は、既に本線の全線が舗装されてしまっていましたが、沿線の渓谷や秋これからは紅葉が楽しみになりそうな道でした。どこにでもいて、特段珍しい蟻ではないですが、大き目のクロオオアリが、やけにのんびりと歩いていました。

(14) 支線
上記(12)の左画像の分岐から1.3km程進むと、正面にダートの支線が分岐して口をあけて待っています。どうも、普段はゲートが閉まっているようにも見えましたが、何の障害もないことからそちらへ入ってみることにします。
(15)
道は真新しい砂利が敷かれたばかりで、新しく整備しなおされたもののように見えます。ここから先に抜けるような道を新設したのでしょうか? なるほど、1.1kmで整備された道筋は終点となりますが(先に未整備の細道が続く)、この周囲の杉の木はみな赤い塗装でマークされ、本年度に切り出す予定であることを示していました。大規模な切り出しのための支線整備だったのですね。

(16)
再び舗装の大風林道本線に戻り、先に道を進めます。
上記(14)の分岐から0.9km程で、「大風渓谷駐車場」というトイレ付の駐車場がありました。林道を挟みこの駐車場の反対側が大風渓谷になっていて、遊歩道なども整備されているようです。遊歩道のある側には、東屋なども見えています。
「ふくしま緑の百選」となってはいますが、この日は他に人の気配も無いようで、静まり返った自然のなかでのんびり出来そうでした。
(17) 
大風川の渓流は断崖などの続く峡谷ではなく、小川のせせらぎのような優しい流れの川でした。

近くには水田もあり、道端には、どこにでもありそうなチカラシバが生えていて、ごく普通の秋の風景です。
(18) 大風林道 辰巳沢支線
上記(16)の駐車場を出て、更に0.9km進むと左(西)の方向にダートの支線が見えてきました。入口には「大風林道 辰巳沢支線」の表示があり、地図上で見る限りは、2.5km足らずの片道林道が続いているようです。
今回は、入らずに先に道を進めます。
(19) 越代の清水
大風林道から県道135号線に出て、左折(南下)しようとしていると、林道出口のすぐ北側に小さな人だかりが・・・どうやら湧き水があるようです。
近づいて観察していると、地元の方が抱えるほどのペットボトルを携えて、給水を得に来ています。
昔、腹痛を起こした武士が、通りかかった僧に聞いてこの水を飲んだところ即効で腹痛が治まり、以来、その武士の家は代々山を越えてこの水を汲みに来たということから「越代の清水」というとの説明書きがありました。
ここで昼の準備に水を汲んでいくことにしましょう。
(20) 林道松久保・堀越線
さて、大風林道から県道135に出て水を汲んだ後は、南に向かい、10km程度県道などを走って鎌倉岳の麓になる古殿町の馬場集落へ向かいます。途中、ちょっと寄り道に、県道135号線松久保の集落から西に入って、松久保・堀越線という林道に入ってみましたが、ここは完全な舗装林道、とりたてて見るべきものもありませんでした。
(21) 林道小名沢線
馬場集落から西へ山を登る道に入ろうとすると、その入口に、なにやら巨石がゴロゴロ並んでいます。その向こうに藁葺きの人家がありますが、なんだろう???不審におもって眺めていたのですが、うちの奥さんが言うには、タダの石屋さんの石置き場でしょうよ・・・はて、ちょっと石が置きっ放しにされていて、古いものの気もするのですが、そうなのかしら。
周囲に特別なことを書いたものも無いので、まあそうかもしれないなとあきらめて先へ進みます。この先400mも進むと林道小名沢線のダートが始まります。
(22)
先ほどの石もそうですが、どうも、このあたり大きな石が目立ちます。林道の脇にもゴロゴロと巨石が転がっているのです。

林道脇の小さな沢を隔てた向こう側にも一枚岩の崖があり、林道にせり出して存在感があります。

(23)
ダートが始まり、1.1km程で、画像の分岐が見られました。ここは正面方向がゲートで閉鎖され、本線は右に繋がっています。
正面の閉鎖されている道は、「
馬場林道支線2号」との表記が見られます。
この道は、地図によれば、先でまた分岐して一つは県道135へ降りてゆき、一つはまた更に分岐して、その一方が、これから進む方向からも回ってこられるようになっているなど、このあたり一帯は、地図上では細かい林道が網目のように走っているので少々期待して訪れたのですが、みながみな自由に行き来できるわけではないようで、やや残念。
(24)
本線を更に先に進みます。林道脇の小さな沢が相変わらず横を流れていますが、今回走る林道は、沢沿いの道が多く、みな水量も十分、かつ綺麗な水が流れていて、とても心地よいですね。
(25)
上記(23)の馬場林道支線2号から1km進んだところで、今度は、左方向に「馬場林道支線1号」の分岐(右画像)がありました。こちらはゲートもなく、奥へダートが繋がっていました(左画像)ので、まず小名沢線の本線を先に進み、後でまたここに戻ってこようと思っていました。・・・しかし、なんのことはない、この先で昼食などしているうちに、すっかり、この分岐のことは失念してしまったことに、今これを書いていて思い出しました(^^ゞ

(26)
小名沢林道を最後まで走り、舗装の林道石井草大作線に入ったところで振り返ったところです。段々に続く水田が実りの季節を迎えて心地よい景色です。ここで道端又は田の脇に腰掛けてお昼にしてもよかったのですが、やはり、何か不審者に見えそうです。ちょっと人目が気になり、すぐ近くの鎌倉岳山頂口へ向かいます。
(27) 鎌倉岳山頂口駐車場広場
林道石井草大作線を、北の古殿町中心部方向へ少し走ると、鎌倉岳への登山口駐車場が置かれています。ここは、ゆっくり駐車スペースがあって、石のテーブルとベンチ、丘の上には東屋と休憩設備もありました。それに、「長寿の強清水」という湧き水。実は、ここに来るまで、ツーリングマップルで見て捜しながら来たのですが、こんなところにあったとは(TMには、林道小名沢線の途上に位置が記されている)。時間のほうも程よい時間帯で、さっそく昼食を摂ることにします。

(28) 林道馬場線への道?
昼食後、しばらく広場でゆっくりし、再出発します。石井草大作線を再び南に戻り、さっきここまで来た小名沢線を過ぎると、まず右(西)方向に、林道沢線の入口が見えます。初めからダートの入口です。さらに進むと、この画像の位置で、今度は左(東)方向にダートが分岐していました。
これは、先ほど見てきた馬場林道の支線1号、2号に繋がっているはずの方向ですので、ここに入ってみます。ところが、ほんの少し坂を下ってゆくと、道は民家に向かい、
例によって行き止まりの民家からは、けたたましい番犬の鳴き声が!!
民家に入らず真っ直ぐ進む道があるにはありました。しかし、ここが地元の房総なら進んでいるところでしょうが、この地において、私がそこまで深い林道調査をすることもないでしょう。やむなく戻ることとしました(^.^)
(29) 林道沢線
いまになって、冷静に見れば、この後は当然のように(25)の馬場林道支線1号へ向かうのでしょうが、先ほど書いたとおり、完全に失念していたので、上記(28)で書いた林道沢線に進み、山を降りてしまいました。
林道沢線は、時折、R349方向の麓も望みながら、林間を下ってゆく道です。後半はコンクリートの補強路も混じりながら、3.3kmのダートが続きます。

(30) あぶくま高原美術館
場所はR349を一気に20kmくらい南下して、塙町の那倉へ移ります。次の大平林道を目指しますが、林道の入口近くにナビ上で「あぶくま高原美術館」の文字を発見。「美術館」といえば、まあ、覗いておくのが当家のしきたり。入ってみることにしました。
しかし、前知識なしでは、ここは何を展示している美術館なのだか、さっぱり分かりませんし、それを示す表示も見当たりません。建物は、小学校の再利用のようでおもしろいですね。
300円の入館料を払って入ってみると、この建物は旧那倉小学校の校舎のようで、地元で活躍した画家と書家の作品を常設し、地元クラブの作品を臨時に展示(閲覧無料)していました。
ほのぼのした美術館で、窓口や案内をしてくれる地元のお年寄りは、親しみを持って接してくれました。ただ、はっきり言わせていただくのは忍びないですが、正直なところ、親しみある接客は美術的感覚とは少々ズレて、やや違和感を覚えた気もして残念です。
(31) 大平林道
美術館を後にし、R349を300mくらい西に行ったところで左折、しばらく那倉の集落内を走る舗装路が続きますが、やがて細道となり、林道表示も見えて、ダートも始まります。この道は生活にも普通に使われているようで、路面状態はよく、交通量も少なくありません。それでも、あたりには何も人工物はなく、静かな環境を残していて、好感はありました。
(32) 大平林道坊木支線
ダートが始まって1.5kmも進むと、道は大平の集落へ下りて行き、その先で画像の分岐になります。この分岐を右に行くのが坊木支線で、延長1.6kmの片道路のようです。
画像を見て分かるように、このあたりも大変よく整備された路面状態です。
(33)
支線の分岐後も、本線は県道111までダートのまま続き、渓流を脇に従えて走るので、大変気持ちのよい道のまま進めます。
この画像の位置では、路面すぐ下に、沢との間の林間スペースがあって、
野営をするにはもってこいではないかと思われます。
(34) 旧殿畑林道〜追分林道
大平林道から県道111に出た後、県道を6〜7km西進し(R349まで残すところ2kmくらい)、南方へ折れる道に入ります。分岐地点には、そちらが、殿畑集落や「湯岐山荘」の方向であることを示す表示があり、バス停もあったはずです。
その分岐を入った道が、旧殿畑林道で、現在は町道になっているようですが、殿畑集落を過ぎて、画像の分岐を左に進み、間もなく行き止まりになってしまう道です。

この画像の分岐を道なりに右へ進むところで追分林道が始まり、代官号のすぐ先からダートが始まっています。
(35)
この追分林道も、塙町の殿畑と矢祭町の追分を繋ぎ、地元では生活用に供されているいる道で、路面はよい状態で保たれており、走りやすい道です。とはいえ、この道もなかなか山深くて、周囲の景観も開け、味わいがあるので捨てがたいものがありますよ。

(36) 林道大線
追分林道が追分集落に出ると、舗装の町道に入り、北方向に向かって、R349湯岐温泉方面へ向かいますが、帰路の茨城県方向へ抜けるためには、同集落内で、この標識に従って左折(南)して林道大線を行くと、同じR349でも茨城県境の明神峠に近いところへ出ることが出来ます。
林道大線は、大規模林道のような規格の舗装林道で、林道という感覚は持てる道ではありません。
なお、「大」は「おおぬかり」と読みます。地名に興味はありましたが、林道途中に、ナビ上で「大」の集落名が見えたものの、蕎麦畑のような畑以外、人家のようなものは特に見当たりませんでした。

(37) 里美の「ぬく森の湯」
こちら方面では、毎度お世話様の温泉です。町村合併により、R349を茨城県に抜けるといきなり常陸太田市の表示が現われたのには、少々違和感を感じましたが、まあ、里美は里美で変わりません。
いつもお世話にはなってはいますが、この温泉施設は、結構混むのが難点でした。ところが、この日は翌日からの台風予報で、客の大半を占める地元農家の方々が、台風の来る前にやらねばと、いっせいに稲刈りに勤しんでおられたため、見たこともない空きようで、ゆったり新鮮なお湯に浸かれて、大満足。
気のせいか、泉質まで、いつもと違って、はるかに柔らかく感じられました。
ここの湯ってこんなにつるつるだったかな?と思うほどです。


今回の林道行は、まとまったエリアではなく、少々つまみ食い的ではありましたが、どれもこれまで走ったことのない道ばかりで、個人的にはかなり楽しめました。特に入定林道などは、かなりいい道だなあという新たな認識で、今後違った季節に訪れるのが楽しみです。朝は早くでたために終わりも早く、方面的にも渋滞の無い方面ですから、20時台には帰宅できたことも、連休のお出かけにしては、負担が無くてよかったかなと思います。







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