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鶴石山北部の林道 / 福島県

林道ツーリングレポート (071/'06.3.26)


 いわきの鶴石山は、ダートの宝庫。今回は山の北部中心に半日コースで走りました。
2年前に訪れた鶴石山を半日走りました。今年はシーズン通して全国的には大雪傾向だったものの、太平洋側に春先の雪が少なかったこともあって、山頂付近でも前回のような雪は見かけませんでした。
残念ながら曇りがちの空に、景色・環境もほぼ冬枯れ状態、時間に余裕も無いこともあって、今回はほとんど散策も無くほぼ走りっぱなしでした。それにしてもこのエリア、ダートのルートが豊富です。。

●実走コース
(省)・・・→いわき市街→R49→(林道鶴石山線入口)→無名ダート→【林道大沢線】【林道日渡高野線】【林道鶴石山線】【林道硯石線】【林道盤木沢線】【林道宮沢線】【林道大沢線】→県20→【林道盤木沢線】【林道硯石線】【林道折松線】県20→勿来・・・(省)

●データ(06.3.26)
【林道日渡高野線】
走行可
全線ダート約4.9km
林道鶴石山線と舗装林道の大沢線を結ぶ連絡路。走りやすい道
【林道鶴石山線】
走行可
ダート約7.9km
鶴石山山頂から北東で景観がよい。牧場周辺を走る部分では、広い景色の中を走ることが出来る路面は特に悪くはないが、一部ぬかるみや大きめの石の撒石がある。。
【林道硯石線】 走行可
全線ダート約7.1km
県道20号線から登って、折松線、鶴石山線を派出して盤木沢線へと繋ぐ。快適路だが終盤はやや路肩が弱い。
【林道宮沢線】 走行可
全線ダート約5.4km
沢沿いで心地よい道。路面も安定している

【林道盤木沢線】 走行可
全線ダート約5.0km
広めの幅員で安定した道。県道20号線からはしばらく上りが続く。

【林道折松線】 走行可
ダート7.8km(本線の延長)
尾根沿いのルートさほど展望箇所が多いわけでもないが、比較的明るい道ガ続く。


●林道地図  
鶴石山エリアの林道地図


(1) 鶴石山山麓へ
今回は、鶴石山から三大明神山を中心としたこの山塊のうち、鶴石山の北西部でレポ18では走っていない林道を中心に走ってみました。
最初にいわき市街からR49をたどって三和町(いわき市)方面に向かいます。磐越道の三和IC入口を過ぎ、磐越道をくぐって1.5kmほどのところを左折(南西)し画像の橋を渡ります。
この道をずっと直進して行けば、林道鶴石山線。
なにか、千葉や茨城の山と似たような雰囲気で違和感なしって感じです。
(2) 
(1)から入ってまっすぐ林道鶴石山線に向かうつもりでいましたが、途中で気が変わり、もう一本北西側の林道日渡高野線から入ることにしました。この移動に使った道は、R49に平行して北西に向かい舗装林道の大沢線に出る道で500m程度のプチダート区間があります。ルート途中にはこんな巨石がありました(右画像)。四時川の石の兄貴分のような・・・(レポ1の(5)参照)
(3) 林道日渡高野線
いったん、舗装林道の大沢線で南西へ向かい3.5kmほど走ると、画像のように林道日渡高野線が入口からダートで出迎えてくれます。あたりはまだまだ冬枯れですね。緑が出揃ってくるのはもう20〜30日くらい先でしょうか。
(4)
路面は、全般にほどほどの幅員で、おおむねフラットな走りやすい道です。前半は特に遠景を広く望めるポイントなどはありませんが、木々がまだ全て冬枯れ状態であるために、約4.9kmの全線ダートの行程も明るいイメージで楽しく走れました。
(5) 林道蕨平大沢線入口
しばらく行くと、進行方向右に林道蕨平大沢線の分岐があります。入口は、コンクリートの坂になっているので、その先が舗装路なのかダートなのか少し気になりましたが、今回は入らずに先へ進みます。
(6) 
林道鶴石山線にも近づくルート後半では、木々の間からやや景色も望めるようになり、より明るい雰囲気になってきます。新緑を迎える頃はより楽しそうな道です。
(7)
ここで、林道鶴石山線へ出て合流となります。鶴石山線はこの合流点から山頂側の短い区間だけ一部舗装されていますが、すぐにまたダートに戻ります。
(8) 林道鶴石山線
林道鶴石山線を少し登ると、前回逆方向から来たときの折り返し点。このあたりでのこの林道は、空が開けていて、とても明るくなってきます。時折、いわき市街方向などの遠景も望めるところがあります。
ここは、湧き水が出ていますので、いつものようにコーヒー用に取水します。
(9)
しばらく行くと鶴石山の山頂が見えてきました。山頂北西側周辺は、広く「いわき鶴石山牧場」になっていて、このあたりからも、周囲が広く見渡せます。この牧草地帯も緑が生え揃う頃はきれいなのでしょうね。5〜6月頃に一度訪れてみたほうがよさそうな気がします。
(10) 鶴石山山頂
本線から山頂まで短い支線が分岐しており、電波塔のある山頂広場に登れます。
前回はこの山頂周囲の道は雪に覆われていました。その時とは同時期なのですが、今回はそのような様子は微塵もありませんでした。時期や場所柄を考えれば、春の大雪でもなければ、あまり雪が残る場所ではないのだと思いますがどうでしょうね。
ただ、林道鶴石山線本線の山頂に近い区間は、雪解け間もないせいなのか、比較的ぬかるんでいて、乗用車ではやや足を取られると思われるところが多く見られました。
(11) 林道硯石線
山頂を下って再び林道鶴石山線を南西方向へ。牧場施設への分岐(禁立入)をやりすごして先に進むと、右折方向にやや暗いイメージの切り通しになった林道入口が見えてきます。直進の本線に対し分岐する林道にも見えますが、実は林道鶴石山線はここで終了、直進方向と右折方向は同じ林道で林道硯石線になります。
画像右下に見える林道表示の杭は、カメラ側の道の名称を示しているようで「峰越連絡林道鶴石山線」と書かれています。
(12) 
前回は、この切り通しの林道入口はスルーでしたが、今回はここから入って、林道硯石線、宮沢線、盤木沢線と繋いでループして、ここまで戻るコースとしてみました。
(13) 
冬枯れで木々の葉がないとはいえ、空が曇り空であることも手伝って、やや暗めの林間から次第に明るくなってきました。

途中道の脇に、こんな、まん丸な石が転がっていましたが、この場所がもう少し急な坂だったら、これほどに丸い石だと、落石してからそのまま林道に沿って転がって行くのではないでしょうか。
正面から巨石が転がってくることを想像すると、ちょっと恐ろしげです・・・
(14) 硯石支線
周辺の山に伐採跡が目立ってくると、この林道硯石線の終わりが近くなってきます。禿山のあちらこちらに、切り株の間からのぞく白い石が点々と羊のように見えるのが印象的な景観に感じます(左画像)。
(11)の分岐から1.1kmほど走ったあたりで、進行方向左へ支線の分岐が見られます。今回はそちらへは入りませんが、入口には「硯石支線」の表示が立ち(右画像)、ここから見る限りは、しっかりした支線に見えますし、しばらく先の方まできれいな道が続いているのが見て取れます。
(15)
硯石支線の分岐から更に1.1kmほど進むとやや下り気味にT字へ突き当たります。左右に走る道もダートで、T字の繋がり方からすると、どうやらここで林道硯石線は終わり、左右に走るのは、林道盤木沢線となるようです。
この先を一回りしてきた後、ここへはまた帰ってくるので、左折方向は帰りに入ってみることとして、まず右折します。
(14)の硯石支線の分岐あたりから、この一帯にかけては、水はけの良いさらさらした砂地の多い路面が多く続き、走るのに振動がなくて心地はよいですが、非常に崩れやすく、少々大雨があると危険な箇所も出てきそうです。
(16) 林道宮沢線 
ほどなく、400mくらい先で橋を渡って、再びT字へ突き当たります。ここも左右ともにダート。左は林道盤木沢線の続き、右は林道宮沢線となります。ここは、先に林道宮沢線へと進んでみました。
(17)
林道宮沢線は、沢に沿って走るルートで、進行方向右に時折沢が望めますが、まだ少し季節が早いため、ちょっと走ったくらいでは、さまざまな生き物たちを観察できず残念。路面状況は特段の問題は何もありません。
(18)
沢から離れて山中を行きますが、切り出したばかりの木材を積み上げてありました。赤と白の表示が貼ってあるのが見えると思いますが、これにはこの木材を特定する識別番号と買主について表示がされているもののようです。
この木材一山は、いくらくらいなのでしょうね?
(19) 
全線ダート、約5.4kmを走って林道宮沢線は、このT字路で舗装林道の林道大沢線に出ます。
地図を見ていただくと良く分かると思いますが、この地点は(3)の画像の地点で林道日渡高野線のダートへと左折したところを曲がらずに、そのまま直進して大体3kmくらい先に当たります。
(20) 林道盤木沢線
舗装林道の林道大沢線を左折(西方向)すると2km足らずで県道20号線に出ます。県道20号線も、このあたりはあまり広い道ではありませんが、いわき市の勿来〜遠野地区への連絡として有用ですし、この県道を挟んで、今回の鶴石山のエリアと反対のすぐ西側には、レポ66で走っている入遠野エリアがあって、たびたび登場する道です。
その県道20号線に出た後、左折(南方向)し800mほどで見えてくるのが、左画像の林道盤木沢線入口です。
(21)
この林道も初めからダート。ここまでの道のりで下りてきた山を再び登って、(16)の林道宮沢線との分岐へ戻る形になります。
このあたりも、この日は天候が優れませんでしたが、晴れた日は気持ちよさそうな雰囲気です。
(22)
林道宮沢線との分岐へ戻ってきました。県道からここまでは約3.7km。宮沢線〜大沢線〜県道20号線〜盤木沢線と繋いで約12.5kmで一周してきたことになります。
ここを右折して橋を渡り、先程、来た道を今度は(11)の林道鶴石山線と硯石線の分岐方向へ向かって戻っていきます。
(23) 
すぐ現れる(15)のT字路で、左折して林道硯石線へすぐ戻らず、前記のとおり先程入らなかった直進方向((15)では左方向)へ進んでみます。
おそらくこちらの直進方向が林道盤木沢線の延長なのでしょう。

かなり、さらさら砂質の土壌で、あちらこちらで路肩が崩れかかっているところが見られます。
(24)
うまい具合に(14)の林道硯石線の硯石支線あたりに繋がっていてくれるとありがたいと思っていましたが、T字路分岐から1kmほどで、道がやや広場状になった後、急に作業道サイズに変わり、さらさら砂質の急坂を見下ろしたところで、同乗の家族からストップ要求。
坂を下りきった先も対岸正面の森の中へ道の続くのが見えましたが、確かに路面の程度はあまり進む気にはならない道ではありました。
(25) 林道硯石線(続き)
引き返したあとは、一路(11)の林道鶴石山線と硯石線の分岐まで戻り、右折でそのまま硯石線を行きます。このあたりは幅員も特に広くなっていて、林道というよりもただの舗装工事中区間のようなイメージでした。
(26) 林道折松線
林道硯石線は、このあたりから山を下り始めようとしていますが、ここで下山せず、そのまま尾根上を進んでいこうとする道が、この画像を左折する林道折松線となっています。
この先は、北の鶴石山から南の三大明神山、湯ノ岳へと続くこの山塊の主稜線に沿うような形で、林道折松線から、三大明神線、椚合線など何本かの林道が繋がり、最後は林道川上線か湯ノ岳パノラマラインで南へ下るまでスカイラインが続きます。


(27)
走ってきた道は画像右奥から、左下へは支線が延びています。
湯の岳・三大明神山方面の南側からこの分岐に来たときは、誤って左に行きやすいので注意が必要です。
このへんからは前回、周囲の遠景が望めたと思いましたが、ややブッシュの背が高くてよく見えません・・・ビューポイントはもうすこし先だったかな?
(28)
前回は、これを最後まで走りましたが、今回許された時間は、昼前までの半日日程、このあたりで時間切れ。
このT字路を右に折れてそのまま下りることとなります。
(29)
(28)を右折してから九十九折れで下ってきますが、ダートは1.3kmで舗装に変わります。
画像中央に黒丸太を地に白字の表示がありますが、書かれている一文は・・・「0災でいこう ヨシ!」
やや意味不明?
(30)
林道折松線を最後まで下ってきた上根本の集落には、道の傍らにこのような道祖神がずらっと並んでいました。うちの子が小さな頃、道祖神が好きで信州塩田平あたりの道祖神を巡ったりしたな〜(変な子供でした(^^ゞ)

鶴石山の周辺は、まだまだダートが多く残り、また、景観や路面状況もなかなか快適なルートがたくさんあります。訪れた時期が、まだ新芽もやっと膨らんだかどうかという、一見冬枯れの景色の季節だったのは、少々残念。晴れた新緑の季節なら素晴らしい展望が各所で見られたのではないかと思います。レポ中にも書いたように、また時期をずらして訪れる必要がありそうです。





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