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林道大名栗線'06夏 / 埼玉県

林道ツーリングレポート (074/'06.7.9)


 梅雨空の下、朝一番に林道大名栗線を走ってきました。
今年の雨季は特段に雨が多かったというわけではないですが、5月のうちからぐずついた空が続いたためか、やけに長く感じます。
本格的な夏が待ちきれず、多摩方面に出向いたついでに早朝の大名栗林道を走ってきました。出来れば、大名栗線〜西名栗線〜炭谷入線と乗り継いで、長い名栗周回ルートを辿るのを狙っていたものの、それは、通行止めがあってかないませんでしたが、梅雨時の林道は緑が生き生きとしていて、緑の景色を楽しむと割り切れば、それはそれでまたいいものです。

●実走コース
(略)飯能→県70→【大名栗林道】→【大名栗林道】(通行止)→【広河原逆川線】→名栗湖→【林道原市場名栗線】→県道350/221/28→青梅→(略)

●データ(06.7.9)
【林道大名栗線】
走行可
ダート約21.2km
名栗湖を取り囲む尾根の南東から北西にかけて尾根下をほぼ等高線に沿って縫うように走る林道。常に名栗湖側の展望が開けるるーとで眺望は抜群。
幅員は比較的広く、たいていの場所はすれ違い可能。道はアップダウンも少なく、基本的には走リ易いが、落石はかなり多い。これが原因で通行止めとなることも少なくない。
【林道有馬線】 通行止
今回未走・ダート約1.8km程度
名栗湖の湖尻の先から大名栗林道の中間地点まで上がる道。ルートはダートに入ると比較的急な登板が続き、少々荒れている
【林道西名栗線】 通行止
工事延伸中、未計測
現在、炭谷入線とは接続、その先、人見入線まで延伸していると見られるが、今回は大名栗線側ゲート閉鎖。

●林道地図  
名栗エリアの林道地図
林道大名栗線に関する過去レポも参考ください・・・レポ027・ レポ019

(1) 林道大名栗線
毎度のように、大名栗林道には、この名栗温泉大松閣の脇から入ります。一見温泉ホテルの専用入り口のようです。
(2)
まだ、朝の5時台なので、雨の林道は少々薄暗かったですが、それでも木々の緑は鮮やかです。右画像はノリウツギ、他のアジサイの仲間は花が丸くつくものが普通ですが、この花は、花の形がアジサイそのものなのに、円錐状につくのでちょっと見た目が新鮮です。
(3)
草木はまさに伸び盛りで、ここではそれほどでもないですが、場所によってはかなり道に垂れ下がってきている枝もあります。そんな木の枝を通過すると・・・・あれれ(右画像)振り落とされたナナフシが、迷惑そうにボンネット上を歩いていました。
(4)
景色のよいこの林道ですが、この日は雨に煙って見通しはまったくよくありません。しかし、林道の周囲だけ見ていて飽きないほどいろいろな花が咲き、葉を広げています。
(5) 
林道大名栗線は、ほとんどの区間がこのように北ないし東に開けた片斜面を行く道です。景色は当然谷側の方がいいですから、自分が見るのか、なび席に見せるのか考えてルートは決めたほうがいいでしょう。・・・まあ、こんなお天気では、どちらでも一緒ですが
(6) 
ここまでで、南側ルートが終了です。
右下に向かう分岐がゲート閉鎖になっているのが見えますが、これは林道有馬線。ここから名栗湖方向へ降りてゆく道ですが、ここしばらく崩落で通行止めになっているようです。
本線も、ここで通行止めになっていることが多いのですが、今回は大丈夫。引き続き大名栗線の西側ルートを辿ります。
(7)
この切り通しは、大名栗線の特徴ある景観のひとつ。(6)の分岐後すぐのところにあります。
(8)
大名栗線の沿線で、唯一ゆっくり出来る広場です。程よく芝地になっているので心地いい広場で、昼食などを取るにもいいでしょう。3年前の同じ時期にここでミーティングもしました。あのときも雨はなかったけれど、霧深かったなぁ。→クラブ(027)

雨の林道では、決まったようにキジやヤマドリがよく見られます。これ(左画像)はヤマドリのメスでしょうか。
(9)
大名栗線の西側区間も終了して、林道広河原逆川線(舗装)に出てきました。ここを画像右に行く(上り)と秩父方面、左にいく(下る)と名栗ダムです。次に西名栗線に行くには、画像左へ向かいます。
(10)
(9)からさほど下らないうちに、進行方向左に西名栗線の入り口が見えてきますが、こんかいはご覧のとおり完全に閉鎖していました。
レポ27では途中まで入って工事中でしたが、近時、この道が林道炭谷入線と繋がり、更に北にある人見入線とも繋がりつつあるということで、今回是非確認しておきたかったですが、残念です。

(11)
今回は、昼過ぎから所用があるため、あまりゆっくりして入られません、林道はここで打ち切り、やむなくエリアを離れることとしました。
林道広川逆川線沿いの渓流に降りて見ました。そこそこ水量のある沢は、とても爽やかな空気につつまれて、涼しげな音を立てて流れています。

(12) 
名栗ダムまで降りてきました。雨上がりの山はガスが次々と山や谷から沸いてきます。
ダム湖畔の公衆トイレの屋根裏でかわいいツバメのヒナたちが親鳥の帰りを待っていました。


この日は生き物と環境、外来生物などに関する講演があり、会場の多摩方面に昼から行くこととなっていたため、雨にもかかわらず、早朝の林道を楽しんでしまいました。
そんな事情もあって、ゆっくり出来なかったのと、西名栗線が通れなかったため、名栗ダムをぐるりと回ることはかなわなかったのは残念でしたが、ぐずついた天気続きでなかなか出かけられなかったので、いい気分晴らしになりました。




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