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房総の林道 '07初春 / 千葉県

林道ツーリングレポート (078/'07.02.03)


 毎年恒例の冬〜春の房総パトロール状況です。
房総の林道、今年も走ってきました。あいかわらず雪や氷の影響は皆無でのんびりと走れます。それにしても今年は暖かです。今回訪れた山々の間のあちらこちらの集落では、既に梅の香りが漂い始めました

●実走コース
(略)→三島湖→【林道高宕線】・【同支線】→鹿野山九十九谷→【林道鬼泪山線】→佐貫→【林道鹿原線】→【林道志駒線】・【林道田取線】→県道88→【林道山中線】→県道34→【林道金谷元名線】→R127→保田海岸→(略)

●データ(07.02.03)
【林道高宕線】
(本線・支線)
通行止 支線走行可
本線は相変わらず通行止の扱い。支線は問題ない。
【林道鬼泪山線】 走行可
全体にかなりの荒れ。ダート区間の距離に変化なし。
【林道志駒線】 通行不可
4連続素掘トンネルの1つ目の先で小規模な崩落
復旧にはそう時間はかからない思われるが。
【林道田取線】 一部走行可
ダート2.4kmに減少
志駒側区間の舗装が進んだ。
【林道山中線】 走行可
ダート約2.2km
問題なし。路面はやや荒れが目立つ。
【林道金谷元名線】 走行可
ダート約7.0km
元名側(南側)の区間はかなり荒れている。また金谷側(北側)区間のダンプの進入はなくなったか?

●林道地図  
甲子エリアの林道地図 鹿野山エリアの林道地図(高宕線、鬼泪山線)
七ヶ岳エリアの林道地図 房総中央エリアの林道地図(志駒線、田取線、山中線)
七ヶ岳エリアの林道地図 鋸山エリアの林道地図(金谷元名線、竹岡線)

(1) 林道高宕線
朝霞の中、房総のJRで最もローカルな久留里線がなんとなく春らしさを漂わせて走っていきます。のんびりしていていいですね。
今回の房総、まずは、林道高宕線から入ります。林道入口にはいつものイチョウの樹、一枚も葉はつけていませんけれど、見慣れた姿に「また来ましたよ」といいたくなります。樹ならばあたりまえですが、いつも同じ姿で立っているっていうのは、安心感を与えてくれる気がしますね。

(2)
高宕線の舗装区間(このあたりは、元は怒田沢林道といいました)にも4つほどトンネルがあって、いくつかは後で拡張してはいますが素掘りのままです。道端にタンポポ。早春のこの時期既に種をつけているのは、セイヨウタンポポではない旧来のタンポポです。

(3)
支線(左上画像の左方向)との分岐に来ました。やはり本線は閉鎖されていました。
房総は、もう、春の匂い濃厚とはいえ、山間部の朝はまだまだ冷えます。きれいに霜の化粧を「した赤い草の葉(右上画像)。初春の陽光に輝く草やコケなど、あちこちにきらめきが隠れています。

(4)
林道高宕線は、本線の走行は無理だと思っていましたので、ここで当初の予定どおり、距離わずか600mの支線で少々撮影タイム。右上は、支線に入って間もないところにある「高宕大滝」。
沢の下に下りるのは少々急斜面を下らねばなりません。
雪解け水の供給がない房総は、冬は滝ノ水がほとんど枯れかかってます。露出した黒い岩肌が少し異様。魚眼レンズで撮っているので、視界が圧縮されていますが、実物は結構大きいんですよ。
左画像は、滝つぼに咲きかけていた「ふきのとう」。滝つぼはかなり冷えてますが、もう咲き始めているんですね。
(5) 三島湖〜鹿野山(九十九谷)
どこそこ構わず、あちこちで目にするトビ 三島湖は釣りのボートで賑わっていました。
(6) 
県道93号線で鹿野山に東から上ります。(左)九十九谷を見下ろす公園の景色はいつも良いです。いまだ、見たことのない、ここでの名物景観である早朝の雲海を一度見たいものです。(右)公園の樹についていたヤママユガの繭。ガも繭だけはかわいいかな。

(7)林道鬼泪山線
林道鬼泪山線で鹿野山を北に下ります。(左)ここが県道93号線からの入口、マザー牧場の西駐車場の向かいで近くでアンテナ施設が目印です。(右)入ってすぐは、平坦な道が続きます。
(8)
(左)大きなアンテナ施設を過ぎると、道は暗い植林に入り、下りにはじめます。たまにある竹林は、この時期緑がまぶしく感じるときもありますね。
(9)
いつも、やや荒れ気味のこの林道。今回もいつものようにやや荒れ気味でした。(右)林道から県道163号線に出た突き当たりにあるのがこの湧き水「白雲水」
(10)
周辺は、菜の花やスイセン、そして梅と様々な花がいっせいに花開いていい香りが漂っていました。
(11)
我が家の家族は食が細くて、さほど食に対する欲求がないのですが、味はやかましいやつが多く、特にこの醤油はうるさいです。そこで、以前から気になっていた佐貫のタマサ醤油に立ち寄ってみました。別に高いわけではないですが、超特選の「さしみしょうゆ」を買いました。
醤油の等級は、うまみ成分の全窒素分の割合で決められていて、標準(1.2以上)、上級(1.35以上) 、特級(1.5以上)の3等級があり、さらに特級の中で特級規格というのがあって 特選(1.65以上)、超特選(1.8以上)となっているようです。
(12) 林道鹿原線など
上総湊までR127で走り、R465途中の不入斗集落から林道鹿原(シッパラ)線へ続く道を走ってみました。のどかな山村、細い素掘トンネルなど、趣のある道でした。
(13)
林道鹿原線は全線舗装林道です。しかし、志駒川方向への出口にあるこのガードレールは何でしょう?ぎりぎり通り抜けられたところを見ると、誤って大型車が進入しないよう防止したものでしょうか。

(14)林道志駒線
県道182号線を少し北に戻り、林道志駒線にはいりました。4連続の素掘トンネルは健在かと思われましたが、1つ目を抜けたすぐ先でちょっとした崩落(右画像)。それほど大げさではなく、少々の作業で通れる程度ですが、ここは通り抜け林道ではないですし、何の躊躇もなくここで引き返します。
(15)
志駒川や志駒林道沿いの沢には、様々な野鳥が多くみられました。これは「ウソ」、我が家周辺ではあまり見ないです。
うっすらしたピンクがかわいいです。
(16)林道田取線
次は、林道田取線ですが、志駒林道側がだいぶ舗装されました。ダートの残りは2.4kmです。ここでは、いつものように、山頂の神社&パノラマ広場で休憩します。

(17) パノラマ広場
例によって、ローラー滑り台も、裏鋸山の景色も健在です。

(18) 林道山中線
林道山中線です。こうやってみるとなかなか味のある道ですね。少々見直しました。
(19)
西側出口も通行止めなどの表示はなし。気持ちよく走りました。
数年前の崩落の工事が済んでからは、安定して走れるようになったみたいです。
(20)林道金谷元名線
この日最後の林道金谷元名線ですが、主に徒歩用の道案内が最近設置されたようです。以前まではちょっと分かりにくかった元名側の入口も一目で分かります。(右画像)元名側の上り坂はかなりの荒れようで、雨で表土がすべて流れ去ってしまい。一枚岩がむき出しになってしまっているところがいくつかあります。

(21)
(左画像)ここだけでなく、房総の林道に特徴的な岩のガードレール。地層の傾きも興味深いですよ。(右画像)林道の最奥部から東京湾(浦賀水道)が見渡せます。

(22)(竹岡線入口)
林道竹岡線との分岐点まできました。現在竹岡線は閉鎖のようです。また崩落でしょうか。
(23)
金谷元名線は、特に金谷側で採石採土のダンプの往来が難点でしたが、搬出が終了したのかもしれません。「ダンプ出入口」の表記もなくなり、道路わきの草木がどことなくほこりで白っぽかったのも解消しているような気がします。また「謎の大平原」が広がっていました。ここがかつての採石場所だった?

(24) 保田海岸
一日の終わりに保田海岸で日の入りをみて帰ろうと思います。海辺の開けた風景がゆったりしてます。
(25)
ここは、12月には海に沈む夕日が見られますが、その他の時期は、伊豆半島、伊豆大島などに沈んでしまいます。この日も伊豆のどこの山になるのでしょうか、海より少し高い位置で沈んでゆきます。そして、日が落ちる頃、これまで明るい空に隠れていた富士山が、くっきりとシルエットを見せます。


今年の冬は暖かでしたが、年末ごろに何度か大雨があって、その影響だと思われる道路の荒れが目立ちました。志駒線の崩落もおそらくその影響でしょう。また、今回走っていませんが、房総の代表的林道の横尾線も崩落で現在不通です。




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