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茅ヶ岳北東の林道 / 山梨県(北杜市)

林道ツーリングレポート (081/'07.06.17)


 樫山小森川林道ほかのミニレポです
今回は、山梨県の瑞牆山へ星を見に行って来た帰りに、近場の林道を少し回ってきただけですのでミニレポです。
天気はすこぶる良好で、既に6月中旬となっていますので、日射しは強く、緑もまぶしく、しかし、山の空気はカラリと乾いて気分爽快でした。

●実走コース
(略)→【林道みずがき線】植樹祭跡公園(泊)→【林道釜瀬線】【林道木賊線(大野山林道)】【林道樫山線】【樫山・小森川林道】【林道小森川線】【林道観音峠線】【林道大明神線】→県道27→韮崎IC→(略)

●データ(07.06.17)
【林道樫山線】
大幅に舗装進行
すっかり舗装されて、木賊線〜樫山・小森川林道入口までの区間ではダートは800mを残すのみ。これより西側は今回未走行。
【樫山・小森川林道】 走行可
ダート約2.8km
樫山線と小森川を繋ぎ、
西側に深い谷を見下ろしながら走る。景観はさほど開けないが、深い山の自然はよく残っている。
【林道小森川線】
大幅に舗装進行
樫山・小森川林道の入口から200m程から東は全て舗装済。左記入口から西側は今回未走行。
【林道大明神線】 走行可
ダート約1.5+1.4km
林道観音峠線から西へ茅ヶ岳東南麓を走る道。中間区間が舗装されてダートは2分、その舗装区間内に眺望のいい広場がある。

●林道地図  
平川エリアの林道地図 武甲山地(山梨)須玉エリアの林道地図

(1) 瑞牆山の植樹祭跡森林公園
瑞牆山の西麓の植樹祭跡の森林公園で一晩明かして朝を迎えました。朝の山は空気がキリリとしていて気持いいですね。初夏でも、日が昇る前の朝は結構冷え込みます。
山のシル工ットのむこうから、太陽が顔を出したところで出発します。
出発とは言っても、冒頭に書きましたとおり、今回は星を見に来ただけで、あまり長居する気もありませんから、自宅への帰路ということになります。
この森林公園は、舗装林道のみずがき線の中にあリます。このあたりの林道は舗装された道も多いですが、本当に緑豊かに自然が残されています。
ダートとなると、少し北側の林道松平線、横尾山線あたりは過去レポ(5054)がありますが、南側をみると、ずっと下った前山大明神線までの工りアの紹介はすっぽり抜けているようですので、今回はこのあたりの工リアを通って甲府盆地へと下っていこうということで、ルート決定です。
みずがき林道は、増富鉱泉から沢を上ってくる林道釜瀬線の支線のような位置関係となりますが、丁度、増富鉱泉と林道みずがき線入ロの中ほどあたりから、既に全線が舗装されている林道木賊線がありその先、通称で「クリスタルライン」が南東へ向って廷びています。
このクリスタルラインは、甲府市北部をずっと廻りこんで、乙女高原を経てあの林道川上牧丘線のほうまで延びていますが、林道木賊線とクリスタルラインの合流点からすぐ西の工リアに残されたいくつかのショート・ダートを走ることにしました。

(2) 林道樫山線
釜瀬線から林道木賊線(林道観音峠大野山線)に入って約4Kmほど走りますと、左画像のように右後方へ上ってゆき、西へと延びている林道樫山線入口があります。まずは、ここから入ってみました。

(3)
ところが、この樫山線、すっかり舗装化が進んでしまっていたのですね。今回は、総延長のなかほどになる樫山小森川線との分岐までしか走りませんが、この間に残されていたダートは、なんとたったの800m程でした。この残った区間も舗装は時間の問題なのかもしれません。ただ、なぜか、このダート区間は、砂利のない土路面のためか、荒れているとまでは言いませんが(とはいえ乗用車では勘弁願いたいレベル)、凹凸のひどく激しい走りずらい道でした。
(4)
途中、少し前に崩落でもあったところを補修したかのような谷を廻ってゆきます。
このあたりからは少々眺望がありますが全体には景色はあまり開けてきません。
(5) 樫山・小森川林道
ここまで、入口から約5.2km、ほとんど舗装林道であった樫山線から、進行方向左後方(南側)へ下って行く舗装が見えます。ここが樫山・小森川林道の入口です。
これまた、今回の進行方向ですと見難い入口の位置です。
画像の右方向へ下ってすぐの左壁面に林道表示板が埋め込まれています。
(6)
進行方向右側は、下まで見えませんが、深い谷になっています。少々幅員は狭いので、対向車が来るとややきついかもしれません。このあたりで対向車には出会いませんでしたが、少し先に行くと、山菜取りなのか釣りなのかはたまた山登りか??数台の車が路肩せましと並んで停めてありました。
(7) 
いつものように、ここらで周辺散策。林床の草花を撮影して歩きました。右はスミレにしては非常に背の高いエゾノタチツボスミレです。こうして写せばいかにもスミレですが、40cmくらいの背丈があり、花は普通の大きさなので、全体像を見るとちょっとスミレっぽくないですよ。

(8)
樫山・小森川線は短いルートです。ほぼ全線がダートで残っていますが、総延長3.2km(うち樫山川400mが舗装)の道はここで林道小森川線に出会って終点になります。
(9) 林道小森川線
上の(8)と同じ場所です。画像の左方向が樫山・小森川林道で、小森川線は、画像奥が山側、手前カメラ側が麓で県道23号へと下ってゆきます。おそらく下り方向は、ここから3km弱くらいはダートなのではないでしょうか。今回は帰路ルートの都合上、山側に向かいます。
(10)
明るい陽射しが路面を照り付けて、画像の路面が白く飛んでしまっています。それだけ、周囲の木々の木陰とは明るさが違うわけです。
(11)
などといいながら、200m程であっというまに舗装区間になってしまいます。
(12)
林道の最後に広場があって、北側の景色が開けます。八ヶ岳の美しい山容が見渡せます。今回走っている間中、全ての場所で、あたりはエゾハルゼミの特徴ある鳴き声で溢れかえっていました(エゾハルゼミの声はレポ63の(9)参照)。

(13)
広場の先はすぐT字路で、(2)まで走ってきた林道木賊線の続きになる林道観音峠線にぶつかります。ここを右折してより甲府盆地へと近づいてゆきます。

(14) 林道観音峠線
この林道も完全舗装の林道で、林道木賊線を(2)よりもう少し進んだ木賊峠から更に南に続き県道27号まで長窪峠、観音峠を越えて下ってゆきます。
(※林道木賊線と林道観音峠線を合わせて、「林道大野山観音峠線」というようです)

この林道も、クリスタルラインの各林道も全て舗装されているものの、周辺の自然環境には素晴らしいものがあり、特にダートにはこだわりがないという自然探求派であるならば、路面のいいのはむしろプラス要素なのかもしれません。
立ち枯れた老木なのですが、よくよくみると、この木の遺骨のようなオブジェクトも、様々な植物や昆虫が営みの場所としていることが判ります。大きなサルノコシカケも見えていました。
(15) 林道大明神線
観音峠を越えて3kmほど下ると画像左の分岐があって、正面の行き先案内にも、右折してすぐの右画像の位置にも林道の表示があるのですぐ分かります。

(16)
林道大明神線は、路面も落ち着いた道です。あまり距離は長くなく、またちょうど中間部分に約1.4kmの舗装区間を挟んでいます。この道自体がどうというほどのものではないのですが、この林道は、今回は走りませんが、この周辺では一番ダート距離のある前山大明神線にこのまま繋がっていますので、セットで走れば結構ダートを楽しめるでしょう。
(17)
舗装区間の途中に谷側に張り出した広場(資材置き場跡?)があって、ここからは富士山をはじめ広々とした景観が楽しめますので、ここで最後の一休みです。
このあと、(16)に書いたように、前山大明神線入口を目の前にして、今回は入らずに山を下り、県道27号線で中央道まで一気に下って帰路につきました。

今回は、本当に帰りがけのほんの寄り道程度であり、朝に瑞牆山の麓を出てからここまで、まだ、お昼の時間にもならないほどの短時間ではありましたが、やはり山の緑の真っ只中を走るのは気持ちいいですね。上にも書きましたが、林道を走っている間中ずっとエゾハルゼミが鳴いていて、耳についてしまった感があったものの、林道を出て、県道を下り始めると、もうまったくセミの声など聞こえてきませんでした。やはりエゾハルゼミは、林道のセミという印象です。




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