WOODLAND-TRAIL
トップページ>林道ツーリングレポート>082 房総の林道 '08冬シーズン/千葉県
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今年も冬の房総の山を走ってきました。年末年始には一度走らないとなんだか冬が来た気がしません。地元は当日に天気を見ながら出かけられるのが強みですね。今回も見慣れた道ながら、新年のうららかな日の早朝から半日ほどを楽しんできました。 |
●実走コース | |
(略)→R410→三島湖→【林道高宕線】→【林道三間線】→【林道淵が沢奥米線】→【林道袖ノ木線】→【林道高山線】→【林道横尾線】→【林道大山線】→【林道山中】・【林道豊岡線】→【林道柚ノ木線】→R128→(略) |
●データ(08.01.03) | ||||
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【林道高宕線】 |
本線通行止・支線通行可 本線の方は旧怒田林道(現在の舗装区間)からのT字路分岐から先で相変らず通行止。支線600mは走行問題なし。 |
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【林道三間線】 | 走行可 ダート約1.4km 一部路肩が崩れ気味のほか走行に問題なし。 |
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【林道袖ノ木線】 (南区間/柚ノ木線) |
工事中 この工事まだ終わらないのでしょうか 淵ヶ沢奥米線からの入口で通行止。 ★南区間は走行可だが、途中上からの崩落あり路面に落石が散乱箇所あり。 |
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【林道高山線】 | 走行可(ただし西側入口に盛り土あり) 区間中に特に問題ないと思うが、横尾線からの西側入口に盛り土が2つある。このため通行量が減少し、例年に比べて草がかなり多く生えていて幅員が狭く感じる。 |
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【林道横尾線】 |
走行可かなり荒れ気味 全線通行可であるが、通行止となったとき以外としては、かなりの荒れ気味。 |
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【林道大山線】 | 走行可 特に問題なし。 |
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【林道山中線】 |
走行可 少しだけ荒れ気味であるが、問題なし。。 |
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【林道豊岡線】 (南区間) |
走行可(ごく短距離) 南側区間の工事進行中を確認した。 |
●林道地図 | |
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房総中央エリア(千葉)の林道地図 |
(1) 早朝の三島湖 | |
日の出前の三島湖に到着。朝はよく霜が降りてとても冷えましたが、湖面を見ると既にたくさんの釣舟が出ていました。しかも、どういうのかわかりませんが、みな岸壁に向かって一列に並んでいます。 |
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(2) 林道高宕線 | |
三島湖から三島神社脇を入って、林道高宕線入口(左画像)にまで来ました。ここまで来てみて、早朝の高宕林道というのはずいぶん何回も来ているなあと感じます。と同時に、思い出したのですが、以前から冬の早朝には、鹿野山の九十九谷からの朝靄たなびく房総の山々を撮影しなければと思っているのですが、ついつい忘れてしまいます。今回も特に意識なく、気付いたら高宕林道に来てしまいました。ここから九十九谷は、かなり近いのですが、さすがに日の出前には間に合わないかな・・・ 右画像は本線と支線の分岐のT字路。本線は案の定、今年も通行止めでした。 |
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(3) | |
こちらが、T字路からの左方向の支線。 | こちらは右方向の本線。これはゲートの向こうです。 |
(4) 林道三間線 | |
高宕線は支線終点までで折り返し、三島湖に戻って、そこから林道淵ヶ沢奥米線へと入ってゆきます。このサイトでは、以前から三島湖から始まるこの舗装林道を、林道淵ヶ沢奥米線として扱っていますが、ここで林道表示は「三間線」となっています。 | |
(5) | |
淵ヶ沢奥米線をしばらく進んだ左右分岐で、右方向の高山線や横尾線へと通じる尾根の稜線上の道(ここで初めて淵ヶ沢奥米林道の表示)と、左方向の谷へ下る道が分岐します。そしてこの画像のところで「林道香木原線」の表示となりすぐ先にトンネルが控えています。 | そして、左画像の右方向には林道三間線が更に奥に向かっています。少し分かりずらいと思いますが、このように(4)以降で示された林道表示に従うと、三島湖からここまで走ってきた区間と、この先進む区間全て含めて三間線ということになりますが、この辺はよく分かりません。 |
(6) | |
林道三間線はこのトンネルを抜けたところから、坂道のみコンクリート簡易舗装まじりのダートとなります。画像は帰路に撮ったもので、車両の進行方向は反対を向いています。 | この朝は、だいぶ冷え込み、霜がたくさん降りました。自宅周辺では見られませんが、樹木にも霜が降り、雪が薄っすら積もったくらいにさえ見えます。 |
(7) | |
三間線の終点近くには登山道の入口があります「山の神コース」と書いてあり、林道淵ヶ沢線へと通じているようです。 | 切通しが特徴的な三間線終点手前。 |
(8) | |
三間線の終点は駐車スペースのある広場になっていますが、こんな立て札が。。。「これより先に・・・」って、普通進まんでしょう。右画像は同じところで見える川廻しのトンネルです。おそらく江戸期に人が掘ったものです。 |
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(9) 林道淵ヶ沢奥米線 | |
林道淵ヶ沢奥米線まで戻り、高山線方向へ進みます。この林道が舗装される前は、尾根伝いのとても気持ちのいい道だったのですが、景色はほとんど変わらないまでも、いまはあまり味のある道ではありません。 下の画像は、この林道から垣間見えた房総の山々とその向こうにそびえる富士山の望遠画像です。房総の山々はのどかな山なみですね。 |
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(10) | |
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(11) 林道袖ノ木線 | |
まもなく高山線の入口というところに林道袖ノ木線の入口がありますが、この道ももうかれこれ5,6年工事が断続していて入ることができません。今回もご覧のようにパイプのゲートがあって工事中となっていました。 | |
(12) 林道高山線 | |
昨年シーズン初めに、この道が入口で土盛されて通行止となっているという情報をお聞きしていましたが、それからまったく来ていませんでした。しかし、この方向からは何の問題もなく走行可能でした。ただ、例年に比べてずいぶん草が多いなあという印象で、道が狭く感じます。 | |
(13) | |
なるほど、それもそのはず。これが問題の土盛りですね(左画像)。DEFENDERでは障害となりませんが、乗用車では通過不能でしょう。ご丁寧に、もう一山土盛あって(右画像)、この林道、西側からは2つの土盛でガードされていました。しかし、区間全線にわたって特に危険箇所があったようにも思えませんし、通行止等の表示も見当たりませんので、これが通行止めなのかなんなのかよく分かりません。 | |
(14) 林道横尾線 | |
横尾線は健在です。全線通して通行できました。この時点あたりでやっと8:40を回ったところ。少し陽射しも高くなってきて暖かになってきました。冬枯れのススキの向こうに見える房総1の山である峰岡愛宕山がのどかな山並みを見せています(上右)。 横尾線は、通行可ではあるものの、この日の状態で路面の荒れはかなりひどい方で、クレバス(左画像)や泥など車によってはちょっとためらうような路面状態ではあります。 区間中間点の広場(このページトップの画像)からは、富士山も綺麗に見えていました(15)。 |
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(15) | |
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(16) 林道山中線 | |
横尾線に続き、林道山中線という具合に、もう完全にお決まりのコースです。 | この路肩左にあるのは、山肌を掘削してこの林道を開設した時に残された砂岩地層部分ですが、これは房総の林道に特有のもので、房総各地の林道に多く見られます。「房総ガードレール」とでも呼びたくなるような地形です。 |
(17) 林道豊岡線 | |
さて、(16)の山中線がダート区間に入り坂を上って間もないところ、今回のレポでは唯一このサイトのレポで初登場の道が現われます。これまでは通りかかったとき閉鎖されていたと思うのですが、今回は開いているので入ってみます。 林道表示板を見ると「林道豊岡線」となっています。ここ以外でも名前を聞いたことが確かにありますが・・・林道田取線の峠付近から伸びる道がたしかこの名前であったとすぐに思い出しました。レポ39の(11)に「新設の林道」としている道がこの画像の反対側始点ということになるのでしょう。 |
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この林道がそれほど先まで伸びてはいないだろうことは、これまでの経験上から察しはしましたが、はたしてダート400m程で下右画像のように掘削途上状態となっていました。しかし、この道が急登板区間を除いて基本的にダート設計であると確認できましたので、今後の掘削進行が楽しみです。林道田取線と繋がるようですと、この方面の林道散策がずっと広がりあるものになりますからね。ちなみに田取線側からは、GoogleEarthで見ますと約1km少々は掘削が進行しているようです。また、上左の山中線との接続位置を考えますと、林道志駒線との接続もありえるのではないかとさえ思われます。 | |
(18) 大山千枚田 | |
日が昇って風もなく、あたたかな冬の日になりました。のんびり気分を味わいたくて、林道から下りたあと、鴨川市大山地区の棚田「大山千枚田」に行ってみました。ここは雪景色なんて似合うのかもしれませんが、土地柄、なかなか雪が積もるようなことも少なそうです(雪の棚田なら能登の輪島の千枚田がいいですね)。ここにかぎらず、林道のあちらこちらでスイセンがよく咲いていましたよ。 | |
(19) 林道柚ノ木線 | |
最後に一本だけ、これも目新しくはないのですが、(11)の反対区間、柚ノ木線の南区間です。林道名についてですが、この右画像の林道表示板にははっきり「林道柚ノ木線と書いてあります。「柚」(ゆず)です。しかし、(11)にある林道表示板では「袖」となっていて、実際にどちらが正しいのか判断が付きません。 | |
(20) | |
柚ノ木線のこの区間は、(19)の林道入口から右画像の分岐のところまで約900mで、本線は分岐を左へ進みますが、今回は、さらにその先500mほどで左画像の落石の山があり、地元であることもあって、今回はこれ以上先へは進みませんでした。 | |
(21) | |
(20)の分岐を右に行った場合には、300m程度でこの左画像の池のすぐ先で徒歩のみの山道となって終わっています。 | |
(22) | |
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今回も、房総の見慣れた道ばかりではありしたが、日が昇ってきた後は気持ちよく暖かな午前を房総の山で過ごしましたし、帰路は房総ならではの海を見ながら、ゆったり気分で帰ってこれました。 |
やはり、房総ですと、早く動き出しさえすれば、半日でも十分林道を楽しむことが出来て便利です。既に慣れ親しんだ道ですし、自然環境も自宅周りとそれ程の違いもないですから、とくに新しい感動と言うほどのものはないのですが、それでも、冬になると来ずにはおれない感じです。やはり心落ち着くのでしょうね。なくてはならない林道群です。 |
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