WOODLAND-TRAIL
トップページ林道ツーリングレポート084 林道横尾山線の開通区間/山梨県


林道横尾山線の開通区間 / 山梨県

林道ツーリングレポート (084/'08.06.08)


 数年前に全線が開通した林道横尾山線とその周辺を朝駆けで走ってきました。
昨年の6月にも瑞牆山山麓に行ったのですが、そのとき見てこれなかったので心残りだった林道横尾山線。全線開通してもうかなり経つのに、やっと今回走ることができました。この林道は、本当に林道らしいいい道ですね。

●実走コース
(略)→須玉IC→県道601・23・610→黒森鉱泉【林道釜瀬線】→【林道小川山線】【林道松平線】→県610→【林道横尾山線】→【林道高須線】→清里→R141→須玉IC→(略)

●データ(08.06.08)
【林道小川山線】
通行可
ダートほぼなし
周辺の自然は豊富に残っていますが、路面はほぼ全線がすっかり舗装化されました。
【林道松平線】 通行可
ダート約5.5km
通行止規制なし、路面状態もほぼ万全。たいへん走りやすい状態です。
【林道横尾山線】
通行可(南区間/林道高須線〜大平牧場)
ゲート閉鎖(北区間/大平牧場〜県道610)

ダート約21km(林道高須線-14.0km-大平牧場-7.0km-県道610)

南区間は通行規制なし、路面も整備がよく、安心して走れる。北区間は、牧場側も県道側も共にゲートが閉鎖されている。

●林道地図  
山梨県/須玉エリア

(1) みずがき湖(塩川ダム)
湿りがちの天気予報を見て、前日まで予定していたカヌー行きを急遽変更し、雨が降ってもあまり問題ないだろうというところで、かねてからそろそろ行かねばと気になっていた林道横尾山線へと向かいました。
よくあるパターンの林道+美術館でごく早朝から昼過ぎまでの前倒しショートの日程です。
この界隈の入口みずがき湖に到着。6月の朝は早いですね。6:00前ですが、もう昼とあまり変わらない様子です。
塩川ダムでせき止められたこの湖の湖畔には、ゆったりした駐車場・公園があります。湖畔に釣り人は見えましたが立ち入り禁止の札も・・・やはり、カヌーは禁止なんだろうなあ・・・
(2) 林道小川山線
まず、初めに県道610号線を黒森地区まで進み、集落内から舗装林道の釜瀬線へと入ります。よく整備された道は瑞牆山の麓を南進して増富温泉へと続きますが、集落から2.5km程度で左画像の分岐で左に入りますと、ここから林道小川山線。この小川山線は右画像のようなごく一部の区間を除き、ほとんど舗装化されてしまいました。

(3) 林道松平線
林道小川山線を3km近く進むと、また左へと分岐があって林道松平線へと入ります(左上)。ここで後ろを振り返ると林道小川山線の向こうに瑞牆山が大きく見えています(右)。
(4)
林道松平線は、それほど遠望があるわけでもないですが、ときおり見える瑞牆山の山容がとてもいい道です。
ただ、この日はご覧のように曇り空。かなり標高も高いこの道ですから、晴れると清々しいものがあるのですが、少々残念。
路面の状況は比較的いつもよく、今回も全線にわたってセダンクラスもOKというくらいでした。
(5)
釜瀬線、小川山線、松平線と一回りして、県道610号線に戻ってきました。この県道に出てほんの少しだけ北上すれば、信州峠を越えて長野県の川上村という位置になります。

(6) 林道横尾山線(北区間)
(5)の林道松平線出口から、1km少々でしょうか、南下しますと右画像の林道横尾山線入口が見えてきます。林道横尾山線は、谷を挟んで瑞牆山を望む横尾山の南山麓を、等高線に沿って走る林道で、総延長が21kmほどもあって、オールダートという気持ちいい道です。数年前に全線が開通しました。やっと全線を通しで走れるかと思いましたが・・・

(7)
いきなりのゲートCLOSEです。
こちらからの区間はもとより走れた区間だったので面食らってしまいましたが、気を取り直して、林道横尾山線の中ほどやや北側に位置する大平牧場への道との交差からの進入に期待して、いったん県道610に戻って、県道を3km程度南下して、大平牧場の小さな看板をたよりに入山します。
(8) 大平牧場入口の分岐
比較的単調な舗装の上り坂を2.5km程度上ると、左画像の四差路に出ます。正面が大平牧場、右が林道横尾山線の先ほど閉鎖されていた区間、左は新たに開通した区間のある方向になります。大平牧場の入口まで入ってみると、大きい看板に「お気軽にご来場ください!」と書いてはありますが、入口はゲートでふさがれていました。時間がまだ7:00を少しまわったばかりだからでしょうか・・・いいや、見たところ常時しまっているように見えました。

(9)
再び四差路の画像、左画像はこれから進む南下の区間、右画像は、やはりこちら側からもゲートCLOSEしていた北側の区間。これより北側の区間には、瑞牆山の景観が良い広場があるのに残念です。

(10) 林道横尾山線(南区間)
このあたりは、以前にも走れた区間ですが、この横尾山線は、模範的な林道らしい道でとても楽しい気分で先に進むことができます。野鳥やエゾハルゼミの声を聞きつつ、幸い対向車もありませんので、のんびりゆったりと楽しみながら走ってみます。
(11)
そろそろ、一番最後に開通した区間となるでしょうか。 春には芽をもぎ取られ放題だった道端近くのタラがやっと葉を伸ばすことができたようです。
(12)
この二段重ねの石は特徴があって、林道内のランドマークになりそうですね。

スミレは、自宅周辺でよく見かけるタチツボスミレとはちょっと違うもので、やや背が高いエゾノタチツボスミレでしょうか。
(13)
ゆったりとコーナーを曲がってゆきます。 林道ではおなじみのジョウカイボンです。
(14)
雲が低く垂れ込めて遠近の山々がうっすらと見えています。やはり、ここも晴れていたほうが気持ちよさそうです。

(15)
(9)の大平牧場入口から、約14km程走って、南出口のゲートを過ぎるとこの林道は終焉となります。
そろそろ木々の緑も「若々しい」から「鬱蒼とした」に変わりつつあって、まぶしいくらいですが、晴れていると、また違ったまぶしさに溢れることでしょう。
(16) 林道高須線
左上画像は、林道横尾山線から林道高須線に出てきたところです。林道高須線は、全線舗装の道で、正式な区間は、左上画像を右奥へ向かった右画像の林道表示板の先になるようです。
このあと清里方面へと下山する予定ですので、右画像とは逆方向に向かいます。
すると、すぐに展望の開けた広場(左下画像)が用意されていましたので、一休みすると共に、のぞいてみました。
えほんミュージアム(清里)
ここで、同乗している奥さんのいつもの趣味で、絵本関係の小ミュージアムへと向かいました。小淵沢からこの方面には絵本関係の小ミュージアムがたくさんありますねぇ。もうずいぶんたくさん付き合っています。
フォトアートミュージアム(清里)
また、次にはフォトアートのミュージアムですが、ここは思ったより大きな施設で驚きましたが、実際には、宿泊施設と併設でした。
展示作品はもちろん撮影できないのですが、いろいろ自分がいつも被写体としないものが並んでいました。まあ、つまりは人とその社会ですね。自分としては、自然物を被写体として抽象的に社会や人を感じ取るところにアート性を感じ、社会性、社会問題そのものズバリを撮影することについては、あまりアートというイメージがなく、むしろ報道という気もするのですが、まあ、これはこれでそういう世界もありということで・・・
入口に展示してあった大きなカメラにも、たいへん興味ぶかいものがありました。

今回は、このあとの昼食に、ほうとうを食べて早々に引き上げます。ほうとうは、清里の中心部にある地図にも載っている著名なお店で食べましたが、味はさほどのものでなく、いままで食べたほうとうの中では上のほうではありませんでしたねぇ・・・
日の出と共に林道に入って昼過ぎにはもう帰路につくという前倒しな日程は最近多くなってきたような気がします。歳のせいでしょうか(^^ゞ




林道ツーレポ入口に戻る

トップに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送