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南相木の林道 / 長野県

林道ツーリングレポート (086/'08.08.11ほか)


 夏休みの避暑ついでに相木川上林道の相木側を走ってみました。
炎天の千葉を離れ、家族で長野・南相木村での避暑を過ごしました。やはり、信州の夏は心地いいです。林道を走る予定はなかったですが、例によって少々寄り道しましたので、簡単にレポにしておきます。。

●実走コース
(略)今回は各林道を断続的に走ったものでコースになっていません

●データ(08.08.11ほか)
【林道相木川上線】
(相木側)
通行可
片道路約5km中ダート約2.8km
掘削延伸中のこの林道、川上村側は15kmを越えるルートで、反対側の相木側もそれなりに延伸中。御座山などの山並み、南相木ダムの景観が楽しめる。
【林道大門線】 通行可
ダート約2.0km
相木川上林道のダート開始地点から分岐して下って行く短いコース。
【上栗生林道】
通行可(小中新地林道側ゲート閉鎖)
ダートは10km程度はあると思われる(今回走行区間約1.7km)
御座山中腹まで続く長い片道路ルートであるが、途中ゲート閉鎖。入口からしばらくは渓流沿いで気持ちいい。

●林道地図  
長野県/相木エリア

(1) 南相木村へ
林道屋さんにはお馴染みの川上村のスーパー「ナナーズ」で数日間の食材を調達。見上げた天狗山(左画像)の脇を越えて南相木村へと向かいます。山を越える道は県道2号線。ちょっと前まで未舗装だった林道クラスの道です。村境の馬越峠(右画像)からは川上村がよーく見渡せます。

(2) 栗生小池線
たぶん、村道になっている栗生小池線、この道も林道規格ですが全線舗装されています。途中八ヶ岳の遠景や反対側には間近に御座山など景色もそこそこ楽しめます。この道では沿線で各種の蝶など昆虫を楽しく観察できました。

(3) 林道相木川上
県道2号線を南相木村から川上村へ向かって走ると、馬越峠へのワインディングに入る前に左画像の村道分岐、ここで左に入ります。この村道は徐々に標高を下げて行き、やがて三川沿いに南相木ダムへ向かう広い村道へ接続しますが、その村道へ接続するすこし手前で、右画像の林道相木川上線の入口が見えます。

(4)
林道相木川上線の相木側入口です。川上村側は、レポ54などのとおり、19.5kmに及ぶダートが伸びていますが、南相木村側はどうでしょうか。グーグルアースなどでみると、かなり川上村側の最奥部と近付いていることが分かり、様子が気になっていたため、今回、南相木村での静養ついでに合間を見て様子を見てきました。

(5)

林道は(4)の入口から2.2km程舗装が続き、上画像のところからダートが始まります。同画像の左側に見えるように、ダート開始地点左に草地の広場があると思っていましたが、よく見るとここは林道の分岐地点であって、草地に見えたのは林道大門線の始点でした。


林道相木川上線は、路面整備もよく、とても走りやすい路面状態で奥へ続き標高を上げていきます。
(6)
ひんやりした岩肌にはコケや小さな高原性の花が咲いているのが見られます。標高は1500m程度ありますから、見られる植生もやはり比較的高山性のものです。

(7)
大きな岩峰の特徴的な地形が見えてきました。そして、もう少し先へ進むと眺望が開けてきます。

(8) 
林道の上り方向の左側正面に見えているのが御座山、南北の相木村村境にある2100mを越える名山です。

(9)
このあたりから先は、開通したのが新しいという路面の感じです。空が開けて明るい道が気分を晴れ晴れさせてくれます。

(10)
ここから、上り進行方向に(画像の車両は逆向き)南相木ダムが見えてきます。
こうしてみると、かなり標高の高い位置にダムがあることが分かりますが、正確な標高は1532mとのことで、国内では大規模ダムとして最も標高が高いそうです。このダムは南相木村の村内にありますが、このダムを上部ダム、山の向こう側、群馬県の上野村にある上野ダムを下部ダムとして、揚水式発電をしているようです。
(11)
そして、さらに進むと、林道の路側に杭が打たれた状態(左画像)で、まだ開設直後のものであることが分かりますので、そろそろ終点ということが予感され、はたして、間もなく掘削中の終点(右画像)が見えました。ここで引き返します。ナビ上で見ても、この林道の川上村側終点まではそう距離はないはずですので、開通が楽しみです。

(12)
帰路の切通しから御座山の山並みが車窓に美しく映るのを見ながら来た道を下ります。

(13) 林道大門線
相木川上線を(5)の分岐まで戻り、大門線に進みます。この林道の入口は、ほんとうにただの広場のようです。

(14)
この林道は短いルートですが、路面状況も悪くなく、静かな林間から渓流へと下りてゆく道は、すがすがしい思いで走れます。
(15)

三川の渓流へと下りてきました。
夏の渓流は、その水音も樹木の影もトンボなどの昆虫も、涼しげでこころ休まりますね。村内ほとんどの川が渓流釣り可能のようですが、あまり沢歩きの人の姿を見ることがなかったのは不思議です。
(16) 南相木ダム
上の(10)で相木川上線から遠く見えた南相木ダムへ向かってみました。土塁の表面に石を積み上げたロックフィルダム(左上)を下から見上げると、まるで高山の雪渓のように見えます。
ダムの下は、広場になっていますが(
右上)、この広場はなぜかはわかりませんが、芸術的な工作が施されており、「うずまく広場」という名称が与えられています。
ダム湖は1500mを越える高所にしては、なるほど大きな湖です。ダム下から上へは、車でダム下へ来るずっと手前で、別の道を登ることになり、かなり標高には違いがあります。周辺の水域では魚の捕獲は禁止されているようで、また、周回の道も車両の進入はできません。また、このダムから奥へトンネンルで群馬県の上野村の中ノ沢林道へ抜ける道がありますが、一般車両はは入れません。
(17) 上栗生林道
南相木村は、三川と栗生川、そしてこの2つの川が役場前で合流した南相木川沿いだけ開けた土地があります。その栗生川沿いに走る県道472号線から、さらに栗生川沿いを上ってゆく道が上栗生林道で、地図で見るところ、村内では最もまとまった距離のある林道にみえます。林道は入口からダートで始まりますが、途中にゲートがあって、最奥部の登山口までは走れないようです。

(18)
ずっと沢に沿って走るので、気持ちがいい道で、もっとずっと走ってみたかったのですが、入口から1.8kmほども走るとすぐゲートがあって、走行はここまで。この先、滝もあるので、機会があれば歩いてみてもよさそうです。

七福神の滝
南相木川とその二つの支流には7つの滝があって、そのうち車で回れる5つだけをまわってみました。

千ヶ滝


千ヶ淵の滝


いぬころの滝


おみかの滝


立岩の滝
村内の滝はこのほか不動の滝(県道から472終点から徒歩1時間)、一平の滝(上栗生林道のゲートの先)があって、これらの滝を巡るのも楽しみです。

今回は、南相木村内だけの行動で、林道走行もほんの少しだけでしたが、南相木村は本当によく自然の残っており、滞在中もほとんど人に逢うことがなく、避暑には本当にいいところです。数日間だけの滞在でしたが、半月くらいはゆっくりして、じっくり村内をくまなく歩いてみたい気もしました。




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