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南志賀・林道湯沢線 / 長野県

林道ツーリングレポート (090/'09.8.18)

 美しい蝶、アサギマダラが数多く舞う林道
万座温泉から西へ尾根沿いに志賀の南麓を走りました。この方面で走れるダートはあまりありませんが、林道湯沢線は、ダート延長15kmほどある高原から谷筋へ下る道で、路面も良好な道です。真夏の林道は、高原のチョウたちとの出会いが楽しみです。

●実走コース
省略→万座温泉→県466/112→毛無峠→【林道湯沢線】→小布施町→県112/466→万座温泉→省略

●データ(09.8.18)
【林道山田入線】
通行止
ダート約6km
奥山田温泉、七味温泉などと万座峠を繋ぐ松川渓谷を登るダート林道であるが、一般者通行止が続いている。

【毛無峠(県道112)】
通行制限
ダート約4km?
長野県道112号線は毛無峠から南の群馬県側は、山岳ダートになっており、未開通。ダート距離は実走していないが4km程度はありそう。峠で「この先危険につき関係者以外立入禁止」とされている。
【林道湯沢線】 通行可
ダート約15.1km
県道112毛無峠より北1km戻ったところから分岐、同県道の少し南側を下って行き、終点では再び県道112に合流する。 路面や下草の苅込など、全般的に大変よく整備されていて、走りやすい林道。この方面としてはダート距離もあり、高原から谷まで景観も変わる。
夏はアサギマダラ、クジャクチョウなどの蝶が豊富。



(1) 万座温泉
冬のスキーではよくお世話になった万座温泉も、思い返せば真夏に滞在したことはなく、高い標高ゆえの涼しさ、温泉、自然と揃っているここで、夏の数日を過ごしました。左画像は温泉の上部(草津白根山側)から温泉街方面(プリンスホテル方面)を見下ろしたところになります。画像中央がプリンスホテル、道はそこで直進の万座ハイウエーと、右折の県道466(上信スカイライン)に分岐します。右画像は、県道466に入ってすぐにある牛ヶ池の湖面。この一帯は、まだ万座スキー場のエリア内です。
(2)
牛が池は小さな池ですが、たくさんの親水性のトンボたちが飛び交っていました。左画像は、ルリボシヤンマ。産卵をしているところです。右画像はアオイトトンボ。真っ青な目がきれいです(大きな画像)。

(3) 林道山田入線
牛ヶ池を後にして、県道466の上信スカイラインを進みます。道は広めの舗装林道といったところですが、とても景色のいい道で次第に標高を上げてゆきます。標高1830mの万座峠で、ここから山田温泉方面へと下って行く林道が分岐、画像左の林道山田入線です。しかし、ここは、ご覧のようにゲートがあって、一般者通行止となっており、入ることはできません。林道内を覗いたところ、景色もよくて良好な感じです。
正面には北方向になる志賀の山々が連なっていました。県道466を更に進んでも、眺望のある軽快な道が続きます。

(4)
県道466上信スカイラインから、南側の眺望。一番左の浅間山からの山の連なりが美しく青いシルエットで見えており、眼下には雲海が続いています。

(5) 県道112号線・毛無峠
群馬県道466号は長野県に入って間もなく、長野県道112号線にT字路で合流します。このT字を右折すると須坂、小布施方面へと下ることとなりますが、ここは左折して毛無峠方面へと向かいました。
1800m台の高い標高が続き、峠に近付くと植生も次第に高山のものになってきます。左画像の中央あたりが毛無峠で、峠には右画像のように駐車スペースがあります。

(6) 毛無峠
左画像は、毛無峠の駐車スペース先に続くダート県道の入口。「この先危険につき関係者以外立入禁止」の立て札が掲示されていました。
右画像は、高原風景がとっても清々しい峠の周辺で、ゆっくり昼食などもよさそうです。

(7)
峠のすぐ先の道の状況(左画像)は、必ずしも危険な状況ではなく、みなさん徒歩での進入はしているようです。道も先のほうまで見えていますが(左画像)、しばらくは眺望のいい区間が続くようでした、立て札の掲示があるため、この先へは進入していません。

(8) 林道湯沢線
県道112号線を1km程度引き返すと、ダート林道が左下方向へと分岐していき、入口に「林道湯沢線」の表示があります(左画像)。林道に入って振り返れば、先ほどいた毛無峠方面が見えています(右画像)。

(9) 
標高が高いうちのしばらくは、眺望のよい区間が続きます。こういう道の景観、林道で一番好きです。

(10)
林道のいたるところに見られたクジャクチョウ。赤と青の目玉模様が美しい高原の蝶です。

こちらも、夏の林道ではお馴染みのアサギマダラ。県道112号、林道湯沢線ともにたくさんの個体が舞っていました(大きな画像)。
(11)
林道も中盤です。背の低い樹木が目立ってきました。
(12)
アサギマダラは、夏が終わると山から下りて、南方へと渡って行く蝶です。

スペアタイヤに引っ付いているキベリタテハです。赤茶色ベースの翅の端が黄色く、青い小さな斑紋も見られる美しい蝶です。私も好きな蝶ですが、蝶好きの間でも人気があるようです。

(13)
この大きな橋をわたるころになると、この林道もいよいよ終盤。

進行方向上方にこんな大仏のような石が見えてきます。きっと、何らかの名前があると思いますが、ちょっと調べ切れませんでした。
(14)
大き目の橋としては3つ目になったでしょうか、この橋を渡ると林道ももうすぐ終わりです。

道はまだ真っ直ぐ進みますが、ここが林道の終点(麓からの始点)。一応ゲートが用意されていました。画像は進行方向から振り返って撮影したものです。
あとは4kmほど道なりで県道112号線へと戻ってゆきます。

(15) 小布施町
小布施といえば、やはり鹿ノ子、羊羹、最中などの栗菓子。林道が街の近くへ下ったついでに買出ししました。
小布施の町は、古い街並みが残っていてちょっといい雰囲気です。

夏の林道での昆虫観察第二弾でした。蝶の数は本当にたくさんで、地元では見られない優雅な姿をたっぷり満喫しました。林道をはじめ、周辺の道は昆虫観察にはうってつけのエリアです。




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