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紅葉の田代山林道と安ヶ森林道 / 栃木県・福島県

林道ツーリングレポート (091/'09.10.18)

 紅葉の山々、道幅十分な田代山林道の秋ハーフデイを楽しむ
2年ぶりに田代山林道を走りました。このところ、毎年、秋限定の開通となっていた田代山林道ですが、今年は早々に開通し、今後一般開放となるのでしょうか。田代山〜安ヶ森林道は大メジャーな林道で、この数年は、毎年クラブでの紅葉ツーリングを行なってきましたが、本年は単独での紅葉でした。これらの林道のレポは、レポ67以来しばらくしていませんし、巡る山々は、紅葉のハイシーズンでとても美しかったので、今回レポしておきます。

●実走コース
省略→今市→県169→日光霧降高原→栗山→土呂部→【田代山林道】→湯ノ花→舘岩→【安ヶ森林道】→県249→【平沢芹沢林道】→R121→R400→省略

●データ(09.10.18)
【田代山林道】
(県道・栗山舘岩線)

通行可
ダート約24.0km
奥鬼怒から会津への峰越えの道。スーパー林道規格の路面情況で、現在は県道指定されている.。峠付近の景観は素晴らしい。数年の間、栃木県側が閉鎖されていたが、近年になって秋のみ解放されるようになり、さらに本年は夏から開放された

【安ヶ森林道】
(村道鱒沢線)

通行可
ダート約15.8km
栃木福島県境の林道にあって、ほぼ安定して通行可能なのがこの林道。栃木県側は全線舗装済。峠付近は白い砂の道で印象的。福島側は鱒沢の渓流に沿って走り、渓谷美もある。
【平沢芹沢林道】
通行可
全線舗装
既に全線が舗装された林道であるが、峠周辺の見晴らしがよく、また、安ヶ森林道入口から、田島、塩原方面への近道となるので、よく利用する。


●林道地図  
奥鬼怒エリアの林道地図
南会津エリアの林道地図

このエリアの過去の林道レポ
レポ 67 '05.10.29-30 栃木県・福島県 / 田代山林道(周辺:馬坂・安ヶ森)
レポ 31 '03.09.28 栃木県 / 奥鬼怒の林道
レポ 28 '03.08.02 栃木県・福島県 / 境奥鬼怒、会津の林道
レポ 06 '02.09.16 栃木県・福島県 / 鬼怒川〜奥只見の林道
このエリアは、毎年のように紅葉期に訪れており、クラブレポのほうでも多く紹介しています


(1) 霧降高原〜土呂部
霧降高原を抜ける県道169号線は、以前は有料道路でしたが、いまは快適な県道となりました。朝日の昇るのを気持ちよく見て、さわやかな高原の道を快走します。
実はこの日は、日光の中禅寺湖で朝の散歩でも楽しもうと思っての出動だったのですが、日の出前の時間だというに、いろは坂の下から、なんと既に渋滞が・・・やっぱり「紅葉最盛期の奥日光は恐るべし」だったのでした。急遽、行き先変更で、いつものように林道での紅葉三昧ということに。

(2) 田代山林道(県道栗山舘岩線)
左画像は田代山林道の入口の路線名等の表示です。そして、右画像は入口ゲート。朝は7:00からのゲート開放になります。ここでゲートを右に見て、左への分岐を進みますと、馬坂林道、川俣桧枝岐林道へと?がってゆきます。

(3)
田代山林道のゲートの先は、近年、少々舗装が進んでいます。その必要はないように思うのですが・・・ただ、こうした舗装工事も、公共工事費用の削減で、以前よりは減りつつあるのではないかと思われます。
スカッと晴れた空に紅葉に染まった山々が綺麗です。まぶしいほどの紅葉を見上げながら進む林道は、路面も広くゆったり走れますが、ダートとしては、比較的、交通量の多い道ですので、対向車両への注意は必要です。

(4)
林道からの眺望は、進行方向左がメインですが、峠周辺を除き、栃木県内区間の中ほどで、一箇所だけ進行方向右に視界の開けるところがあります。そこからの眺めがこの画像。山の谷間に低く沈んだ雲が、湖の水のようにも見えますね。

(5)
峠が近付いてくると、視界に空も入りやすくなって、進行方向右側が少しづつ明るく開けてきます。谷の向こうに山肌が見えるようになって、木の間から望むと、燃えるような紅葉の錦が見えます。

(6)
右斜め前方に峠が見えてきました。栃木県から福島県へと抜ける田代山峠です。道はこのあたりに来ても広くてゆったりしているので、気持ちよく走れます。

(7)
峠の手前のこのあたり、クラブツーリングでずらっとDEFENDERを並べることの多い場所。進行方向左側はコンクリートの土砂止めがまぶしく、進行方向右側には、紅葉の谷間が望まれます。

(8) 田代山峠
峠に着きました。峠には徒歩でちょっと上れる丘がありますが、駐車スペースなどは別途設置されてはいません。
ここで栃木県から福島県へと入り、道は下って行くことになります。

(9) 
下りの福島県側は、栃木県側より幅員がやや狭いかもしれません。峠から少し下ると田代山への登山口(レポ67の最後のほうに登山レポあります)があり、大きな駐車スペースやトイレ施設もあります。左画像は、その駐車スペースからの紅葉です。

(10)
福島県側の登山口までは、通常、冬季以外に閉鎖されることはなく、通行料も多い道です。どんどん道を下っていくと、標高の変化に応じて紅葉も変化を見せます。林道出口に近い麓あたりでは、紅葉はまだ始まったばかりの感じですが、林道を抜けた集落の茅葺の屋根の向こうに、山の紅葉がよく似合っていました。

(11) 安ヶ森林道
田代山林道を下りきって、県道350号でいったん舘岩に向かい(・・・途中、今年も舘岩のマラソン大会を眺めつつ)、国道352号線を少しだけ東に進んで、またすぐに安ヶ森林道へと入ります。
(12)
安ヶ森林道に福島県側から入り、比較的すぐにある、川へと下る支線は健在。今回は対岸に先客さんがおられましたので、渡河はなし。水に映る景色も素敵です。

(13)
安ヶ森林道の紅葉は、このあたりのメジャーな林道では、一番見やすいかもしれません。渓谷沿いに上る道ですので、染まり具合も上々です。

(14)
葉の透過光がまぶしい時間帯。まだ緑の残る葉もあって、コントラストが美しく感じられますね。

(15)
(16)
車を停め、沢に下りてみました。白い流れと紅葉は、これまた似合います。

(17)
まもなく安ヶ森峠です。この林道のダートは峠までで、登板が急になるあたりから、次第に白っぽい砂の路面となります。
栃木県側は全て舗装されています。まだ、11:00前で早いのですが、本日の紅葉散歩は、午前中だけという予定で、午後の都合もあるため、ダートはここまでとして帰路につきます。

安ヶ森林道を抜けて帰路につきますが、このあとR400で塩原方面へ抜けるので、いつものように短絡路になる平沢芹沢林道経由となります。


半日スケジュールの少ない行程ですが、ダート距離は十分の林道ですので、自然を堪能するには、同じ距離を、もっとゆっくりでもいいくらいです。また、自然の中で、ゆっくり飲食する時間がなかったのは、今回はちょっと残念。毎年走っているこのエリアの秋ですが、いつも美しい紅葉を楽しませてもらっています。




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