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林道御岳山線(秩父) / 埼玉県

林道ツーリングレポート (093/'11.10.30)

 紅葉には少し早め、この林道の魅力である眺望もやや控えめでしたが・・・
林道御岳山線は、とてもに景観の良い林道なのですが、この日は残念ながら曇りがちで、あまり見通しも良くなく、紅葉も、この地域の山ならそろそろという時期ではあるものの、この林道自体はあまり標高も高いわけでなく(平均的には700mくらいでしょうか)ピークはまだ1、2週間先といった感じでした。
しかし、林道への出動回数が最近減っていますので、十分なダート距離のある道を久々に楽しむことができました。

●実走コース
省略→秩父市→R140→秩父鉄道三峰口駅前→県37→【林道御岳山線】→R140旧道(秩父往還)→二瀬ダム→県278→三峯神社→【林道大血川線】大達原→R140→道の駅あらかわ→秩父市→省略

●データ(11.10.30)
【林道御岳山線】
通行可
ダート約13.8km
県道37号線からR140の道の駅大滝温泉近くへ至る峰越えの林道。今回は台風の影響で登板区間はやや荒れていたが、基本的には路面は良好で、幅員も十分あり走りやすいはず。周囲の山々の眺望がよく、気持ちのいい道。

【林道大血川線】
通行可
全線舗装(12.5km)
三峯神社の入口駐車場脇が入口。今は全線舗装されてしまったが、紅葉は良好。

●林道地図  


(1) 林道御岳山線
国道140号線を三峰口駅付近から県道37号に入り3km近く走ると林道御岳山線の入口があります。
やはり林道の入口を見ると、思わず入ってみたくなります。
埼玉県の林道に特有の国道のような林道標示板。「秩父市」の部分が後から貼り付けてあるのは、現在の秩父市に合併される前このあたりは荒川村、この林道の出口側は大滝村だったからです。
(2)
路面の砂利敷きは、それほど大きくない石がよく締まっていて、とても走りやすい状態です。 ただし、今回は、9月22日の台風15号の影響と思われる大雨の爪痕がかなりあり、登板角度のある区間では、深さ20〜30cm深いクレバスがあって走行に注意が必要でした。
(3)
この林道は、全区間にこのような距離標示杭が打ってあり、非常に現在位置がわかりやすくなっています。
時期的には、花や昆虫は少なく、ちょっと寂しい季節です。
(4)
コーナーを上から見下ろす崖上から120°パノラマです。先月発売されたカメラ、FUJIFILMのX10を即購入しましたので、今回の写真は全部、このカメラで撮影したものです。いつも使っているデジ一眼とまったく遜色ない写りに驚きます。こういうパノラマも、以前は苦労しましたが、今はパソコン上での操作もなく綺麗に自動生成してくれます。
(5)
少し広い広場でひとやすみ。天気がいいと最高なんですが、この日はせいぜい時折薄日があるだけで、ほとんどどんよりした曇り空でした。 このあたりの標高は・・・500mくらいでしょうか、それほどの標高がある道ではないので、場所柄紅葉はもう少し先になるかもしれません。近くの中津川林道などは、おそらくもう最盛期ではないでしょうか。
(6)
この林道は、点々と距離標示があると上記(3)に書きましたが、登山道が多く交錯しているので、途中、そうした道の標示も多く(右画像)非常に位置関係がわかりやすくなっています。
(7)
林道御岳山線は中央部だけ一部小鹿野町域を走ります。右画像は小鹿野町に入る峠で、手前の路面が少しだけ広くなっています。車を止めて峠を撮っていると、数台のオフロード二輪が追い越していきました。
(8)
(9) 小鹿野町の町域区間の終わりはこの御岳山トンネル。2006年5月の表示、この林道の貫通はその翌年あたりだったと思いますので、一番新しい部分の区間ということになりますね。
トンネルから先は、明るく見通しの良いコースになります。天気が良ければ最高なのですが・・・
(10)
この日は、靄が掛かっていて、山々の眺望はご覧のとおり。なんとか4重に重なる山波だけは見えますね。

こういう道がすきですねぇ。大名栗林道などもこういった感じですが、開放感がたまりません。
(11) 林道御岳山2号線
林道御岳山線はそろそろ中盤を過ぎています。ここでこの画像の方向に進んできて右にトンネンルのあるT字路となります。左が本線、右のトンネルが御岳山2号線です。 2号線は、それほど先まで開通していないと思いますが、様子を見てみましょう。落ち葉がいい雰囲気。
(12)
だんだん路面が新しい感じになってきて、右画像のところで通行止め。ここまで入口トンネルから約800mです。
(13)
入口トンネルに戻ってきました。こちら側から見ると、しっとりとして、よりいい雰囲気。 再び林道御岳山線の本線に戻り下ります。
(14) 林道杉ノ峠線合流・本線出口
(11)の2号線との分岐から約3kmほど走ると、進行方向右下から林道杉ノ峠線が合流してきます。国道140号線の道の駅大滝温泉近くから上ってくる道で、位置関係は、ページ上部に示した地図をご参照ください。この林道は舗装済。 更に1.8kmほど走るとダートが舗装に変わり、残り200mでこのT字路に出ます。走ってきた本線は画像の左奥です。いちおう本線は手前側に国道まで続くようですが、実質的にはここまでという感じ。一方画面奧正面へ続く舗装林道は、大輪線。
(15)三峯神社
よくR140を走ることがありながら、滅多に足を運ぶことのない三峯神社に寄ってみました。 このあたりは、紅葉が最盛期。味があるともいえるでしょうが、やはり陽射しがないと、色が沈んでしまっていて私は残念。
(16)
突然、鹿がお出ましですが、博物館の剥製です。ここは三峰山博物館で、この日の同館では、ニホンオオカミに関する特別展示がされており、実物毛皮など個人的にはかなり興味深い展示があって、思いも寄らぬところでの収穫でした。
(17)
なかなか立派な建造物が並びます。右はなんと神社最奧部にある温泉。中は普通っぽかったですが場所は変わってます。
(18) 林道大血川線
この地域の林道も、今回走った林道御岳線のように、つい最近全線ダートで開通した道は、かなり特異な存在で、多くの林道が舗装されてしまいました。
この後走る林道大血川線も、ダートが残っていたのはそれほど昔のことではなく、山奥を走る静かな道で、紅葉や景観のいいところもたくさんあってのんびりしていました。まあ、舗装されても、遠景や紅葉はそれほど変わりませんから、手軽に紅葉など楽しむたのにはいいかもしれません。全線約12.5km程度です。
(19)
県道278終点にある三峯神社の有料駐車場前を通り過ぎると、林道大血川線にそのまま入っていくことになります。 路面は綺麗な舗装。幅員も十分でゆったり走れます。山の北斜面は、なかなかいい感じに色付いてきていました。
(20)
まだそれほどスケールの大きい全山紅葉とまではいかず、周囲の木々にいい色付きを探すという感じ、もう一週くらいでしょうか。
(21) りんご園
最近の林ツーはあっさりしたもので、。秩父(荒川地区)のりんごをお土産にさっさと帰ります。温泉に入っていっても良かったかな。

正味、ダート林道1本だけですが、久しぶりの林道で結構楽しめました。以前の活力があれば、名栗方面の林道や、両神方面の小林道、また中津川で県境越えもあったでしょうが、最近はこんな感じで、行った先々でポツリポツリという感じになってきてます。それでも、楽しいのは変わらずで、時間が許せば、また、明日にでも出かけたい気がします。
ところで、まったく別の話ですが、林道の舗装進度はひところよりは収まってきた感じもしますがどうでしょう。緊縮財政の風潮がより高まってきたことも影響ありでしょうか。本来の目的からしてやむを得ない舗装はあると承知していますが、なるべくなら、「生身の道」をいつまでもそっとしておいてほしいものですね。




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